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年末にはじまる4K・8K放送の基礎知識 第2回

4K・8K放送を見るためにどれだけの機器を買い替ないとダメ?

2018年02月18日 12時00分更新

文● 鳥居一豊、編集●ハシモト/ASCII編集部

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家庭によってはブースターや配線の交換も必要に

単純に、部屋の外にアンテナをつけて受信するだけならアンテナとチューナー、ケーブルさえ揃えればなんとかなる

単純に、部屋の外にアンテナをつけて受信するだけならアンテナとチューナー、ケーブルさえ揃えればなんとかなる

 受信用チューナーと同じく、新たに購入したり買い換えたりする必要があるのが、受信用のアンテナだ。

 前回紹介したように、4K・8K放送対応をうたうアンテナが必須。ただし、それだけでは不十分な場合がある。

 4K・8K放送は、左旋円の採用だけでなく、信号の帯域も拡大されるので、より広帯域に対応したブースターや分配器、配線用のケーブルが必要になるのだ。

共同受信機器を利用する場合、機器が古ければそのほとんどを交換しなければならない場合も

共同受信機器を利用する場合、機器が古ければそのほとんどを交換しなければならない場合も

 これについては、最近BS/110度CSアンテナなどの設置した場合はそのまま対応できることが多いようだ。交換するとしてもブースターだけで済むことが多いという。

 逆に10年以上前からBS放送を見ていたという場合は、ブースターだけでなくさまざまな機器の交換が必要になる可能性が高い。共同住宅で共同受信機器を介して受信したい場合は、ハードルが高いかもしれない。

 一戸建て住宅ならなんとかなるかもしれないが、4K・8K放送対応のBS/110度CSアンテナに交換するときに、電器店に相談するといい。電器店ではきちんと信号を受信できるかどうかを配線を含めてチェックする測定を行なってくれるので、アンテナの交換だけで済むか、配線も含めて交換が必要になるかを調べてくれる。

 BS/110度CSアンテナの交換は自宅の屋根に上がるなど作業は危険なので十分に注意したいが、作業自体は素人でも行なえる。しかし、受信した信号が正常かどうかの確認も含めると、電器店に依頼した方が安心だろう。

 電器店に依頼するとなると、放送がスタートする12月前後は同じような作業がたくさん入ってすぐに作業をしてもらえない可能性も出てくる。そのあたりも含めて、アンテナ交換を行なうならば早めに手を打っておいた方が安心だ。

オーディオ機器については従来からのものがそのまま使える

2月中旬発売のデノン「AVC-X8500H」(税別価格 48万円)は13chものパワーアンプを搭載し、15本分のスピーカー端子を搭載する。22.2ch環境の実現に最も近いAVアンプだ

2月中旬発売のデノン「AVC-X8500H」(税別価格 48万円)は13chものパワーアンプを搭載し、15本分のスピーカー端子を搭載する。22.2ch環境の実現に最も近いAVアンプだ

 ホームシアターシステムなどを組み合わせている人は、オーディオ関連の対応も気になるだろう。だが、こちらについては基本的に買い換えなどの必要はない。4K・8K放送でも、標準の音声フォーマットは、地デジなどと同じAAC音声となっているからだ。

 オプション的なフォーマットとして、AACロスレス音声も採用されているが、こちらについては、チューナー側でPCM出力すれば実用上は問題ない。

 また、NHKでは4K・8K放送をスーパーハイビジョンという愛称で呼んでいるが、スーパーハイビジョンでは、最大22.2chのサラウンド音声方式もある。

 もしもこの22.2chサラウンドが実際に使われるならば、対応するAVアンプやサウンドシステムがないと再生できないが、現在のところ対応した製品は存在しない。

 22.2chサラウンドを家庭で実現できる人がどれだけいるかもわからないし、これについては対応する製品が登場してから買い換えが必要かを検討すればいいだろう。

次回は今買うならおススメの製品を紹介

 本文でも述べたが、今慌てて機器をそろえなくても、少し待ったほうが選択肢は広がるし確実だと思う。それでも、今から準備しておきたいという人のために次回はおすすめの製品を紹介していく。

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