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年末にはじまる4K・8K放送の基礎知識 第2回

4K・8K放送を見るためにどれだけの機器を買い替ないとダメ?

2018年02月18日 12時00分更新

文● 鳥居一豊、編集●ハシモト/ASCII編集部

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4K・8K放送用チューナーにB-CASカードは不要になる?

シャープの8K試験放送用チューナー。AVアンプほどのサイズだが、今年登場する実用放送向けは省スペースになっているはず

シャープの8K試験放送用チューナー。AVアンプほどのサイズだが、今年登場する実用放送向けは省スペースになっているはず

 4K・8K放送のための受信用チューナーはまだ発売されておらず、どのような商品形態になるのか具体的なところは不明だ。

 最低限わかっていることは、4K・8K放送用のチューナーを持ち、受信した放送信号をHDMIで出力する機能を持つということだけ。

 著作権保護のための技術は従来のB-CASカードのようなICカードではなく、機器にICチップの形で実装される「ACAS」というものになることが決定している。

 ただし、このICチップの出荷は今年の秋頃の予定で、機器の基板にICチップを実装するのは今年発売予定の製品では間に合わない可能性があるので、暫定的にICカード方式が併用されることも検討されているようだ。

単体のチューナーを買うかBDレコを買うか

2014年の4K試験放送開始時にシャープから発売されたデジタルレコーダー「TU-UD1000」。4K番組の録画はできなかった

2014年の4K試験放送開始時にシャープから発売されたデジタルレコーダー「TU-UD1000」。4K番組の録画はできなかった

 地デジ用チューナーなどの単体チューナーがUSB HDDなどを増設して録画も行なえるようになっている現状を考えると、4K・8K放送用チューナーも録画機能を持つ可能性は高い。

 安価な単機能タイプから録画可能なものまで、いくつかのタイプが登場することになるだろう。

 同様に、4K・8K放送用チューナーを内蔵したBDレコーダーも登場するものと思われる。BDへの録画規格も決まったことだし、BDへの保存を考える人ならば単体チューナーよりもBDレコーダーの方が便利だろう。

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