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プロカメラマンが解説! Photoshopの基礎 ― 第5回

Photoshopのレタッチで最も重要な「マスク」を解説

Photoshopで部分的に明るさ変えるなら調整レイヤー「マスク」がオススメ

2018年02月16日 09時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

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「MB-W875SN1-S1」

 マウスコンピューターの人気モデル「m-Book」シリーズの「MB-W875SN1-S1」を使って、Photoshopの基本を学んでいく本連載。前回は、明るさ補正について解説したが、今回はその補足的な部分を紹介する。

 17.3型ノートパソコンのMB-W875SN1-S1は、第7世代Coreプロセッサーを採用し、GPUにGeForce GTX 1050を搭載しているのが特徴。ゲームや重い処理もこなせるコストパフォーマンスに優れたマシンだ。

 Photoshopでレタッチ作業をするとなると、高いスペックが必要なのではないかと思いがちだが、簡単な作業であればそこまで必要はない。性能はあるに越したことはないが、汎用マシンでもあまり困らない。一応メモリーとストレージは増やしておきたいところなので、余裕があるならカスタマイズを利用するといいだろう。

 前回、明るさの補正に「トーンカーブ」の調整レイヤーを使用したが、調整レイヤーをみると「トーンカーブ」と「マスク」の2つで構成されているのがわかる。トーンカーブはそのままトーンカーブだがマスクは何をしているのか、今回はマスクについて触れてみよう。

 マスクは、その名のとおり覆い隠すものだ。Photoshopのレイヤーは、基本的にマスクを適用できるようになっている。さっそくマスクを使ってみよう。

前回作業した状態
前回のトーンカーブの調整レイヤーのマスクを表示してみた。「Alt」キーを押しながらトーンカーブレイヤーの四角いほうをクリックすると、画面が真っ白になる
ツールバーの下のほうに、四角が重なった状態のアイコンが上下に2つ並んでおり、小さいほうにマウスを置いてちょっと待つと「描画色と背景色を初期設定に戻す」とマウスオーバーで表示されるので、その部分をクリック
次に、その下にある大きなほうのアイコンが、上が白で下が黒になっているのを確認。ここはブラシなどで色を塗る場合に何色で塗るかを選択する箇所で、今の作業は一応デフォルトの状態に戻しただけだ。一応確認で、白と黒の四角にマウスを押さずに重ねてみると、上にあるほうが白のときに「描画色を設定」、黒のほうにマウスを置くと「背景色を設定」とマウスオーバーで表示されるはずだ
メニューバーの編集→塗りつぶしをクリック
塗りつぶしの設定ウインドウが出て、内容がデフォルトで「背景色」なっていればOKを押す。もし「背景色」になっていなかったら確認したうえでOKを押す
画面が真っ黒になる。このときに調整レイヤーの四角いほうが真っ黒になっているが、実はマスクのサムネイルになっているのだ
その状態でレイヤーのパネルに移動して、ちょっと薄くなっている目玉のアイコンをクリックする
するとトーンカーブの調整レイヤーが反映されていない、補正していない状態のままの画像が表示される

 これはトーンカーブの調整レイヤーに真っ黒なマスクをかけた状態で、覆い隠して見えなくしている状態だ。マスクは真っ白な状態では完全に透過して、真っ黒な状態では透過しないようにできるのだ。

ちなみに、調整レイヤーの四角いほうのアイコンを右クリックするとサブメニューが表示される。一番上に「レイヤーマスクを使用しない」という項目があるので、クリックすればマスクの効果が無効化される。つまりトーンカーブが有効化されている状態になる。なお、無効化されている状態でもう一度右クリックすると「レイヤーマスクを使用」になるので切り替えて表示できる。ここでレイヤーマスクの表示切り替えができるので覚えておくといい。

 マスクが真っ黒な状態は、オリジナルの画像が表示されているのだが、今度はツールをブラシに変更する。

ブラシツールになっているアイコンを真っ黒な画像の上で右クリックすると、ブラシサイズの調整画面が出る。ここでわかりやすいように直径を大きめに設定。硬さは100%のままにする
その状態で真っ黒な画面の真ん中あたりを白い線で適当に書いてみる
マスクだけが表示されている状態から画像が確認できるように、レイヤーの薄い目玉のアイコンをクリックすると、こうなる

 つまり、マスクで黒くなっている部分はトーンカーブの効果が出ないが、白い部分は効果が適用されるようになる。画面の中の好きな部分だけにトーンカーブの効果を加えられるのだ。一旦元に戻してちゃんとした使い方にしてみよう。

 以下の画像のように、白い花が暗いので明るくしたいが、周りは花が目立つように明るくしたくないと思ったときなどに、マスクは有効的に使えるのだ。

花だけトーンカーブの効果で明るくなって、背景はオリジナルの明るさのまま
マスクはこんな感じになっている。処理がちょっと雑だがそれほぞ不自然ではないだろう

 このように、マスクを使えば部分的に明るくしたり暗くしたりが可能になる。全体を一律に上げ下げするより効果的だ。

 マスクは白と黒で構成されていて、白い部分は透過、黒い部分は見えないようにできる。白と黒の2色でマスクを描け、もちろん中間色であるグレーならば透過率も変えられる。エッジが目立って調整レイヤーの効果が極端にでてしまう場合などは、ぼかし処理を加えてなじませるのも手だ。

 画像の明るさを調整しようとして、オリジナル画像に直接明るさの補正をすると、全体的に変わってしまう。明るさ補正の違う複数の調整レイヤーを作って、部分的にこの辺は少し明るく、この辺は少し暗めになど、オリジナルの画像に手を加えないで細かい調整ができるのが、調整レイヤーとマスクの組み合わせだ。

 もちろん今回のように明るさの補正だけでなく、色の調整などでも利用できるし、補正する調整レイヤーではなくても、レイヤーにさえなっていればマスクは使える。例えば、オリジナル画像を複製し、マスクを作成してレタッチを実施、部分的に表示させるといった作業も可能になる。とりあえずは数をこなしてレイヤーとマスクに慣れておくといいだろう。個人的にだが、マスク処理はPhotoshopで画像レタッチをする際の一番大事な部分だと思っているので、ぜひ覚えておいてもらいたい。

 今回試用したマウスコンピューターMB-W875SN1-S1は、17.3型と大きなディスプレーがレタッチ作業には快適。Photoshopでは設定で「GPUを利用する」か選択でき、全部ではないものの一部の機能やプラグインで処理が早くなるので、可能ならば利用できる設定にしておこう。次回は色に関する補正に触れてみようと思う。

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