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ややハードル高め!? 平昌五輪を4Kテレビで楽しむ方法

2018年02月08日 12時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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4Kテレビ買ったから当然五輪を楽しむ……と思いきや、見れないかも

4Kテレビ買ったから当然五輪を楽しむ……と思いきや、見れないかも

 2月9日から韓国で開催される平昌五輪。フィギュアスケートやスキージャンプといった日本人選手の活躍はもちろん、氷点下になりそうな開会式にどれだけの選手が出席するかなど、いろいろ楽しみにしている人も多いと思うが、4Kテレビを持っている人はこの模様を4Kの高画質で視聴したいだろう。

 現在、4K放送を行なっているスカパー! 4Kでは、今のところ平昌五輪に関するアナウンスが見当たらない。ひょっとして、4Kでは楽しめないのか!?

 いや、そんなことはない。というのも、NHKが「テレビ放送の同時配信の試験的な提供」として、1日5時間以内の範囲で4K解像度での配信を行なうというのだ。

 ただし、この配信を見るための条件がいくつかある。まずは「4K画質の動画を視聴できるハイブリッドキャスト対応受信機」を持っていること。つまり、4Kテレビが必須となる。

ハイブリッドキャスト対応テレビは普及してる、が……

ちょっと古い(2013年のNHK技研公開の写真)が、ハイブリッドキャストのイメージ

ちょっと古い(2013年のNHK技研公開の写真)が、ハイブリッドキャストのイメージ

 ハイブリッドキャストはHTML5を使用したテレビ向けデータ放送サービスで、NHKが2013年に開始後、民放でも提供を開始している。動的なメニューやオーバーレイ表示、動画の表示を可能としたサービスだ。

 NHKやフジテレビは番組ごとに、それ以外の局は常時ハイブリッドキャストが利用できる模様。テレビの設定にもよるが、これまでのデータ放送を表示する要領で「d」ボタンを押せば、ハイブリッドキャストが表示されるはず。

 2013年から開始されているので、この時期以降に発売されたテレビならハイブリッドキャストに対応している場合が多い。特に4Kテレビであれば対応している割合は高くなる。

 ただ、4K表示の条件はそれだけではなく、テレビが対応している必要がある。

 対応テレビというのは、配信のバックグラウンドがアクトビラのサービスを利用するようで、その対応機種でなければ視聴できない、ということのようだ。

 対応機種を見るとパナソニックやソニーの2015~2018年モデル、シャープの2016~2017年モデルの名前が記載されているが、それ以外のメーカー(東芝やLG、低価格4Kテレビなど)の名前がないので、視聴できないかもしれない。

 詳しくはNHKのページで確認するか、実際にお手持ちのテレビでハイブリッドキャストの五輪特設ページを表示してみるといいだろう。

 ちなみに、東芝の4Kテレビ「Z700X」で試してみたところ、五輪特設ページは表示されたが4Kではなかった。

 もう1つ、4K表示の場合は実効で20Mbps以上の回線速度が推奨されているので、光回線でなければ快適な視聴はできないかもしれない。

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