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柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第39回

退職したユーザーをkintoneから削除するには

2018年02月01日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

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アカウントの削除方法

 次に、アカウントを削除してみよう。停止した時と同様に、「cybozu.com共通管理」のユーザー情報の編集画面から「このユーザーの削除」をクリックする。確認ダイアログが一度開くが、「削除」をクリックすると一発で削除される。もちろん、そのアカウントからはもうログインできなくなる。

 とはいえ、そのユーザーが作成したアプリや投稿したレコード、コメントなどは消えずに残る。たとえば、自動入力される作成者などのフィールドには「表示できないユーザー」と表示される。アプリ制作者などのリンクから、ユーザー名をクリックしても、「ユーザーが見つかりません。」とエラーが出る。

 なお、削除したユーザーアカウントと同じメールアドレスや名前、ユーザー名で再追加することは可能。ただし、アカウントは別扱いになる。

「cybozu.com共通管理」のユーザー情報の編集画面から「このユーザーの削除」をクリック

確認ダイアログで「削除」をクリックする

削除したユーザーのアプリは残り、引き続き利用できる

ユーザー名をクリックするとエラーになる

コメントやレコードも残ったままになっている

 アプリの管理者はいなくなるが、システム管理者はアクセスできるので別のユーザーを管理者に指定すればいい。アプリへの管理権限は、そのアプリの設定画面から「アクセス権」→「アプリ」で設定できる。ただし、アプリグループがプライベートに設定されているアプリは、管理者でもアクセスできなくなる。もし、プライベートアプリに重要なデータがあるようであれば、削除する前に確認しておこう。

 プライベートアプリのアプリグループを切り替えるには、そのアカウントでログインし、アプリの「設定」タブの「一般設定」→「アイコンと説明」を開き、「アプリグループ」のプルダウンメニューからパブリックを選択すればいい。

自分のために作成したプライベートアプリは管理者でもアクセスできなくなるので、必要に応じて削除前にデータを引き継いだり設定を変更しておく

「設定」タブの「一般設定」→「アイコンと説明」→「アプリグループ」のプルダウンメニューからパブリックアプリに変更できる

 ユーザーアカウントを削除しても、kintoneのユーザー契約数は変わらない。もし、削除した分契約人数を減らしたいなら、cybozu.comストアで契約を変更する必要がある。ユーザーを削除しただけで請求金額は減らないので、注意しておきたい。

契約数を変更する場合は、cybozu.comストアから申し込む

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