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最新パーツ性能チェック ― 第224回

しっかり冷えて実用的! クレカ型PCのCompute Cardを試す

2018年01月27日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

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 小さいPCはロマンに溢れている。性能がそこそこであっても、小さい=正義と思ってしまう人は、けっこういるはずだ。NUCやスティックPCがそのいい例だが、今回チェックするインテルのCompute Cardはほぼカードサイズで約5mmと薄く、そして魅力溢れる超小型PCだ。

Compute Card CD1M3128MK

 ラインナップには、Core m3-7Y30搭載の「CD1M3128MK」、Celeron N3450搭載の「CD1C64GK」の2つがあり、いずれもドッキングベイ「DOCK DK132EPJ」を別途用意することで、PCとして運用できる。

 そのため本体はモジュラー型PCのカテゴリーに属する。今回チェックできたのは、「CD1M3128MK」になるが、筐体は共通しているので、下位モデルの「CD1C64GK」が気になる人も参考になるだろう。

2.5インチSSDよりも小さいPC!
クレジットカードとほぼ同じ大きさ

 外観から見ていくと、ただのカードである。アルミ製筐体を採用し、ドッキングベイとの接続端子があるのみでPCとは思えないビジュアルだ。

短辺はクレジットカードとほぼ同じ

 サイズは55×94.5×5mm、ほぼカードサイズで、重量は約46g。端子は2つあり、短い端子はUSB Type-C。給電を含む操作に対応するため、ドッキングベイがなくてもたわむれるわけなのだが、本体端子面が斜めになっており、手持ちのUSB Type-Cケーブルはまともに差さらず。

 とりあえず、USB Type-Cがまともに接続できれば、Linuxのインストールは行けそうである(手っ取り早いのは分解だが、今回は分解していない)。もうひとつの長い端子は独自規格のもので、PCI Express x2とDisplayPort 1.2、USB 3.0×2を含むものだ。

大半がアルミケースとなっている裏面。こちらもとくに何もない
接続用端子ネジを外せば分解できそうだったが、カバーが壊れそうで断念した

 特殊な仕様であるため、Windowsをインストールして使用したいと考えた場合はドッキングベイが必要になる。ちなみに、シャープはデジタルサイネージ用にCompute Cardを採用しており「デジタルサイネージジャパン(DSJ)2017」で、拡張ボードに接続したものが公開されている

シャープがデジタルサイネージ用にCompute Cardを採用している

 なお端子周りの仕様については、インテルの技術資料(pdf)を参照してもらたいたい。

 スペックは、SoCとしてCore m3-7Y30を搭載し、グラフィックスはIntel HD Graphics 615、メモリーはLPDDR3-1866 2GB×2、ストレージはPCI Express x2接続のSSDが128GB。またIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.2にも対応しており、ちゃんとPCである。

 ドッキングベイの「DK132EPJ」には、Mini-DisplayPort 1.2、HDMI 1.4b、USB 3.0×3(Type-A)、有線LANのインターフェースが用意されている。また筐体内部に冷却ファンを内蔵しており、左側面から給気、右側面から排気する仕様だ。

 サイズは145×151.76×20.5mmで、VESAマウントも付属し、ディスプレー裏にマウントしての運用も可能だ。Compute Cardを使う時は、ドックベイ正面にあるスロットにCompute Cardを挿入し、電源ボタンを押すだけだ。

Compute Card Dock DK132EPJ
正面。カードスロットとタッチ式のイジェクトボタン、USB 3.0、電源ボタンがある背面。USB 3.0×2、有線LAN、Mini-DisplayPort 1.2、HDMI 1.4bと並ぶ
ACアダプターは比較的小型。充電用USBポートがあれば、なおよかったCompute Cardは手で押し込んで挿入する

 Compute Cardを取り出す場合はACアダプターを接続した状態でEjectボタンを押すと、勢いよく飛び出してくる。

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