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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第544回

ソニーの高画質ミラーレス一眼「α7RIII」で寺猫を撮る

2018年01月27日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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あたたかい日向の縁でぬくぬくしつつもカメラが気になるキジトラ。ちょっと鼻水が垂れてた(2017年1月 ソニー α7RIII)
あたたかい日向の縁でぬくぬくしつつもカメラが気になるキジトラ。ちょっと鼻水が垂れてた(2017年1月 ソニー α7RIII)

 なんだか新年早々ソニーのカメラが続いてるけれども、まあそれだけ猫を撮りに行きたくなるようなカメラを続けて出してくれたってことだと思ってくださいまし。

α7シリーズの最新にして最上位モデルのα7RIII。一見、α7IIシリーズと同じだけど、デザインコンセプトはずっと変えてないのでそう見えるだけで中身は進化している α7シリーズの最新にして最上位モデルのα7RIII。一見、α7IIシリーズと同じだけど、デザインコンセプトはずっと変えてないのでそう見えるだけで中身は進化している。実売価格は40万円前後(ボディーのみ)

 で、今回のソニーはハイエンド機。4000万画素のフルサイズセンサーを搭載し、手ブレ補正も内蔵し、AFも連写も速くて快適な「ああ、ミラーレス一眼もとうとうここまで来たか」な「α7RIII」。

 2017年にこの連載でも取り上げた「α9」は「動きモノ」に特化した超高速F1マシンみたいな未来派カメラだったのだけど、α7RIIIはもっと幅広く使える今のハイエンド機。

 これがもうAFは快適だしタッチパネルでさっと猫の顔にフォーカスを合わせられるし、ちょうど24-105mm F4という猫を撮るのに最適なレンズも出たので使ってみたのである。

 出かけたのは都内のとある大きなお寺。友人から「このお寺に猫がけっこういるよ」と聞いて気になっていたのだ。

 いざ訪れてみると、すごく大きなお寺なので、この広大な敷地のどこに猫がいるかなんてさっぱりわからん。もちろんそこら中を観光客のように歩いてるわけでもないし。

 まあ、いないならいないでしょうがないなと境内への階段を上っていくと、先を上っていた年配の方が10秒ほど右下あたりを楽しそうに見つめてる。もしや、とその方の視線を追うと、日向で寝てました。昼寝猫。

日当たりのいい斜面でお昼寝中。お寺には1時間以上とどまったのだが、その間ずーっと寝てたハチワレ。もこっとした頭が可愛い(2017年1月 ソニー α7RIII)
日当たりのいい斜面でお昼寝中。お寺には1時間以上とどまったのだが、その間ずーっと寝てたハチワレ。もこっとした頭が可愛い(2017年1月 ソニー α7RIII)

 この猫、おでこの2つの割れたキジトラ模様と、頭頂の毛のもりあがりがリンクしてて可愛い。

 でもまあ寝てる猫はそっとしておくのが鉄則。

 そのまま階段を上り、境内を散策しようとすると、遠くに見えるお堂の階段の上にちょこんと、隠れる気なんていっさいなさげな猫がいるではないか。

茶色い古いお堂に白い猫がすごく目立つので遠くからでもすぐわかる。しかも真正面。真正面にいてくれたおかげで、真正面から撮影するといい感じに収まってくれるのであった(2017年1月 ソニー α7RIII)
茶色い古いお堂に白い猫がすごく目立つので遠くからでもすぐわかる。しかも真正面。真正面にいてくれたおかげで、真正面から撮影するといい感じに収まってくれるのであった(2017年1月 ソニー α7RIII)

 だからといって油断して近づくと逃げられちゃうのは日常茶飯事なので、まずは遠くから、こんなとこにいるんだよという写真を撮るべし。

 そして、そっと近寄っていくと、にゃあにゃあ鳴きながらこっちに向かってくるではないか。

 それは想定外だった。

 慌ててカメラを向けて連写。

 こういうとき、瞬時にピントが合ってくれるか、って大事。猫写真で大事なのは撮りたい瞬間に撮れるかどうかなのだ。

 そしてその期待に応えてくれたのである。

近づいて撮ろうとしたら、向こうからやってきて「にゃあ」。冬の日向はコントラストが強いので設定が難しいんだけど、シャッタースピードを上げやすいのでこういう瞬間にも強い(2017年1月 ソニー α7RIII)
近づいて撮ろうとしたら、向こうからやってきて「にゃあ」。冬の日向はコントラストが強いので設定が難しいんだけど、シャッタースピードを上げやすいのでこういう瞬間にも強い(2017年1月 ソニー α7RIII)

 こっちへ歩いてきて立ち止まって「にゃあ」と鳴いた瞬間をちゃんと捉えてくれるのはさすが最新機種。

 この猫、左目がちょっとうまく開かないみたいで目ヤニもひどかったのだがそれ以外はいたって元気。

 私を見てこいつは味方だと思ったのか、いやきっと食べ物をもらえると思ったのだな。せっかく日向で落ち着いていたのに、すりすりと近寄ってくる。せっかくなので、レンズを16-35mmの超広角ズームに交換。

 鳴いた瞬間を超広角撮影である。広角ならではの迫力をどうぞ。

至近距離で撮るなら超広角ローアングル。写真を撮るならエサをくれ、といってます。たぶん(2017年1月 ソニー α7RIII)
至近距離で撮るなら超広角ローアングル。写真を撮るならエサをくれ、といってます。たぶん(2017年1月 ソニー α7RIII)

 日向が好きで(まあ冬の猫はみなそうだが)、人も好きというよい猫でありました。

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