このページの本文へ

ゲームしたいけどタワー型は置き場所がないという人にオススメ!

2つのファンで豪快に冷やす、ペットボトル2本分の小型PCのよくできた中身

2018年01月30日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
「GALLERIA mini 1060」

 500mlのペットボトル約2本分という小さなボディーにも関わらず、CPUにCore i7-7700、GPUにGeForce GTX 1060を採用し、多くの3Dゲームが快適に動作するのが「GALLERIA mini 1060」(関連記事)の特徴。これだけ小さくするには、どんな工夫があるのだろうか。気になるその中身をチェックしてみた。

ケースを開けるとまず目に飛び込んでくるのが、2つの大きなクーラーだ。このクーラーでほとんどが覆われている

 さっそくケースを開けてみると、まず2つの大きなクーラーが目につく。青いファンを搭載している方がCPU用。そのすぐ右に見える2つの基板が、メモリーだ。通常のデスクトップで使われるDIMMではなく、ノートなどで使われる小型のSO-DIMMが採用されている。

 CPUクーラーを外してみると、その下にあるのがCore i7-7700。ノート用のUシリーズでも、省電力デスクトップ用のTシリーズでもなく、通常のデスクトップ用のCPUなので、小型パソコンとしてはかなりの高性能となっている。その分発熱も大きいが、このCUPクーラーでしっかりと冷却しているわけだ。

通常のデスクトップ版となるCore i7-7700を搭載し、小型PCながら高性能を実現している

 もうひとつの黒いクーラーは何かというと、GPU用のクーラーだ。このクーラーで冷やしているのが、GeForce GTX 1060。ノートパソコンや小型パソコンで採用されているMXMカードで、形状こそ通常のGPUとは違うものの、PCIe接続や交換が可能というのは同じだ。ただし、交換用のMXMカードの入手が難しいため、ユーザーによる交換は現実的ではないだろう。

珍しいMXMカードを採用。コンパクトなので、小型パソコンやノートなどで採用される場合がある

マザーボードの裏側にはストレージ用のベイやM.2が並ぶ

 さらにケースを分解すると、裏側にM.2スロットと2.5インチベイがある。使用されているM.2スロットのうち、短いボードがIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応した無線LANの「インテル Dual Band Wireless-AC 3168」。最大433Mbpsでの通信が可能で、LANケーブルを使わずにウェブ接続できるのはうれしい。

 もうひとつの長いボードはSSD。NVMe対応でPCIe接続の「Samsung SM961」が選択可能で、CPUやGPUだけでなく、ストレージにも超高速なものが選べる。なお、SSDが装着できるM.2(Type 2280)は3本あるが、このうち2本がPCIe接続に対応。残りの1本はSATA接続となる。

M.2は合計4つ。1つは無線LANが装着されている。残りの3本はSSDの接続に利用可能だ

 また、SATAのストレージが接続できるよう、2.5インチベイとケーブルが用意されている。BTOオプションでセカンドストレージとしてHDDが追加できるので、システムやソフトは高速なSSD、データは大容量のHDDに保存して使いたい、というのであればオプションを活用するといいだろう。ちなみに選べるHDDは最大2TBと十分なサイズがある。

標準では「HDD無し」だが追加可能。500GBから2TBまでの容量が用意されている

NVMe対応の超高速SSDを搭載できるが熱には注意

 今回試用した構成では、高速なNVMe接続のSSD「Samsung SM961」(256GB)が搭載されいていたため、実際にどのくらいの速度でアクセスできるのかを「CrystalDiskMark」でチェックしてみた。

シーケンシャルリードで3.3GB/秒越えというのはさすが。NVMe対応のSSDの中でもトップクラスの性能だ

 結果は、シーケンシャルリードで3.3GB/秒越え。ライトでも1.5GB/秒越えという、まぎれもないトップクラスの性能だ。SATA接続では550MB/秒後が限界なだけに、単純計算でリードでは約6倍、ライトでも3倍近くも速い。

 ただし、性能が高いぶん発熱も大きいようで、CrystalDiskInfoを使って温度を見てみると、最大で69度まで上昇してしまっていた。また、連続でベンチマークソフトを動かしているとアクセスが集中して高温となり、まれに速度が半減する現象も確認できた。通常の利用であればそこまでSSDに負担がからないので問題ないレベルだと思うが、ベンチマークのように集中した負荷をかける場合は注意が必要そうだ。

高性能なSSDではしかたないことなのだが、アクセスが集中するとかなりの高温になってしまう場合も

 なお、ケースの隙間には余裕があるようなので、NVMeのSSDを選ぶのであれば、背の低いヒートシンクを装着しておくと安心だろう。

小型PCとは思えないポテンシャルがあるだけに
ゲーミング用途だけでなく、メインマシンとしても活躍

 GeForce GTX 1060を搭載しているのでゲーミングパソコンとして使えるのはもちろんだが、これだけ小さいサイズなのに、高速なSSDや大容量のHDDを搭載可能で、タワー型パソコンに比肩する性能を実現できるという点も見逃せない。性能重視でデスクトップパソコンがほしいが、タワー型は置き場所がないと悩んでいるというのであれば、チェックしておきたい製品だ。

GALLERIA Mini 1060の主なスペック
CPU Core i5-7500(3.4GHz)/Core i7-7700(3.6GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
メモリー 8GB
ストレージ 250GB SSD
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB 3.1端子×3、USB 3.1(Type-C)端子、HDMI端子、mini DisplayPort、DisplayPort、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子など
サイズ/重量 およそ幅81.9×奥行154.5×高さ213mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)

■関連サイト

カテゴリートップへ

関連サイト
ラインナップ
コンテンツ