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センサーの小型化でフラットなスマホカメラが実現

STマイクロ、スマホの手ブレ補正性能がアップする超小型ジャイロセンサー

2018年01月24日 19時30分更新

文● 天野透/ASCII

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 STマイクロエレクトロニクスは1月24日、超小型2軸ジャイロセンサー「L20G20IS」を発表した。

 スマホのカメラで手ブレ補正に用いられるパーツ。2.0×2.0×0.7mmの超小型で、2.3×2.3mmの従来品よりも基板面積を1.29平方mm削減。抑制比は6dBで、従来品よりも光学補正の影響を低減できるという。

 スマホのに使用される厚さ0.2mm~0.3mmの超薄型基板にはんだ付けした場合でも、カメラ部に突起のないフラットな超薄型ケースを設計可能と同社は説明。

 スマホを動かすことによる基板変形の影響を受けないほか、±200dpsの最大検出範囲を維持しており、感度と温度安定性も改善。温度センサーも内蔵しており、長い露出時間でも鮮明な画像を得られるとしている。

 起動時間は従来比30%以上の高速化となる70ms未満で、動作電流は半分以下の1.4mA。パワー・ダウン・モードとスリープ・モードも備えており、バッテリーの消費電力をさらに削減できるという。

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