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柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第37回

そのほか、招待されたゲストスペース内の検索機能追加など

12月にkintoneがアップデート! テスト運用がより手軽に

2018年01月18日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

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招待されたゲストスペース内の検索機能追加

 次に、便利になったのが招待されたゲストスペース内の検索機能追加だ。外部ユーザーを招待して利用できるゲストスペースは取引先や顧客とやりとりするのにとても便利。社内システムとは切り分けられているので、情報が漏洩する心配もない。しかし、ゲストユーザーは全文検索できないというネックがあった。

 それが、今回のアップデートでゲストスペース内のスペースやアプリで検索できるようになり、使い勝手が改善された。取引先から、使いにくいと突っつかれていたユーザーにとっては朗報。すぐに、機能強化されたことを伝えてあげよう。

招待されているゲストスペースで右上の検索フォームにキーワードを入力する

ゲストユーザーでも全文検索できた

TLS1.0通信で接続していると……

 TLS1.0通信で接続している場合に、2018年6月以降に接続できなくなるというメッセージが表示されるようになったのもチェックしておきたい。2018年6月10日の定期メンテナンスでTSL1.0のサポートが終了するのが理由だ。とはいえ、kintoneの対応ブラウザーはすべてTSL1.1以上をサポートしているので、基本的には問題ない。古い環境で利用しているユーザーやあえてTSL1.1以上を無効にしている場合などは更新や設定の変更などが必要になる。このことに合わせ、現在動作環境に含まれているAndroid OS 4.0/4.1/4.2/4.3/4.4は2017年末に対象外となるので注意しよう。

TSL1.0で接続していると、サポートが終了するメッセージが表示されるようになった

 そのほか、kintoneの添付ファイルをダウンロードした記録が監査ログで確認できるようになったり、メニューや各種ボタンをキーボードで移動したり選択できるように仕様が変更されている。キーボードをメインに使っているユーザーは操作を確認してみよう。

 アップデートと同時に、不具合の改修も行なわれている。「スペースのポータルと複数のスレッドを使用する」で作成したスペースの名前を変更すると、自動作成されたスレッド名も変更されてしまう現象など、複数の不具合が解消されている。

監査ログで添付ファイルのダウンロード操作が確認できるようになった

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