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10年ぶりのフラッグシップ更新!?

モンスターと称する、デノン初の13.1ch対応AVアンプ「AVC-X8500H」

2018年01月17日 11時00分更新

文● 小林 編集●ASCII

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 デノンは1月17日、サラウンドアンプのフラッグシップ機「AVC-X8500H」を発表した。「AVR-7200W」の上位モデルと言う位置づけだが、開発に2年の歳月をかけ、2007年の「AVC-A1HD」に匹敵する、10年ぶりに更新したコンセプチュアルな製品。独立した13chのアンプを内蔵したド級製品である。

AVR-X8500H

 モンスターAVアンプと自称するだけあり、圧倒的なパワー感には息を呑む。発売は2月中旬で、価格は48万円(税抜)だ。

 パワーアンプ部は、1基板あたり1アンプの独立したモジュールとして13枚を搭載(モノリス・コンストラクション)。大電流タイプのパワートランジスター「DHCT」(Denon High Current Transistor)の採用は7200を踏襲したもの。全チャンネル同一クオリティーで定格最大150W×13の出力が可能となっている。

アンプモジュール、これを1枚ずつ左右対称に置く

 使用するトランジスター(DHCT)は、アイドリング電流補償用のデバイスを内蔵し、アイドリング安定度を向上。さらに最新薄膜プロセスを使用して抵抗を抑え、放熱性も改善しているという。ヒートシンクには2mm厚の銅板を使用。13chあることもあり、放熱対策も万全だ。

 デザインの刷新や新規DSPの採用なども実施し、長期間使っても陳腐化しない先進的な設計としたという。筺体カバーははサイドが2mm厚、トップが1mm厚で、ネジなども新しいものを採用している。放熱用のスリッドも共振を防ぐため独特な形状。前面のアルミトラップドアは8mmと通常にはない厚さで、ここも堅牢性の向上に一役買っているそうだ。

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