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テーマに沿った課題をクリアしてポイントを獲得

富士通、「らくらくスマートフォン」のノウハウを活用したシニア向け健康ポータル

2018年01月15日 19時40分更新

文● 天野透/ASCII

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 富士通コネクテッドテクノロジーズとエムティーアイは1月12日、業務提携の合意を発表した。両社は健康維持を目的としたモバイルコンテンツサービス「Lalasia(ララしあ)」を、シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」会員向けに1月16日からサービス開始。2018年夏にはarrows端末へサービス提供を拡大するほか、新たな健康支援コンテンツの展開を予定しているという。

 新サービスは両社の合同企画で、テーマに沿った写真を撮影して送ったり、健康コラムを読んでクイズに答えたりなど、管理栄養士監修の健康にまつわる様々な課題をクリアすることでポイントが貯まるというもの。課題は激しい運動が出来ないユーザーでも無理せず参加できるよう配慮されており、日常生活の中で楽しみながらチャレンジすることで、自然に健康知識や健康習慣が身につくという。貯まったポイントは気に入った商品との交換が可能。

 また、富士通が運営する「らくらくコミュニティ」とつながる掲示板で、健康をテーマに自由に同世代のユーザーとの情報交換も可能とする。さらに有料の「プレミアムサービス」として、人には言いにくいカラダやココロの悩みを匿名で気軽に相談することができる「専門家相談サービス」も提供予定だという。

 富士通コネクテッドテクノロジーズは「らくらくスマートフォン」シリーズの開発で蓄積した、シニア向けスマホの操作性に関するノウハウを持つという。一方のエムティーアイは、ダウンロード数が1100万以上という女性向け健康情報サービス「ルナルナ」をはじめとした、モバイルコンテンツの企画・開発力とヘルスケア分野の知見を有するとしている。

 サービスは富士通コネクテッドテクノロジーズがポータル環境の開発・運営とポイント管理、将来に向けた各種デバイスからの情報収集・分析を担当する。エムティーアイは健康ミッション・専門家相談に関わる健康コンテンツの開発・運営と、ミッションに紐付くポイントの運用、および商品交換を受け持つという。

 1月に開始予定のサービスでは、健康維持・増進に重要な運動が主テーマと両社は発表。生活の中で無理せず手軽な身体活動につながるゲーム性の高いデジタルコンテンツを提供し、以降は食事の管理をはじめとした健康維持・健康増進につながる新たなサービスを順次拡大するとしている。

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