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Viveportとノーベル博物館で無料公開

ノーベル生理学・医学賞の研究をVR化 理解深める一助に

2018年01月15日 14時00分更新

文● HTC公式ブログ/Mogura VR

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※本記事は、2017年12月5日にHTC社公式ブログに掲載されたMatthew Gepp氏の記事を翻訳したものです。

 ストックホルム/スウェーデン - 2017年12月5日 - 12月10日のノーベル賞授賞式のために受賞者がストックホルムとオスロに集まったこの週、HTC VIVEとNobel Mediaは、今年のノーベル生理学・医学賞受賞者の研究をもとにした初のVRエクスペリエンスを制作すると発表しました。これは「The Circadian Rhythm(サーカディアン・リズム)」と題し、人体の細胞の中に入りこみ、体内時計のしくみについてインタラクティブに理解を深められるというものです。ノーベル賞受賞者の研究内容である「植物・動物・人間がそれぞれのサーカディアン・リズム(体内時計)をどのように調節して地球環境の変化に適応してきたか」をVRで紹介する、これまでにないエクスペリエンスとなります。

 ノーベル賞は毎年その1年で人類に対して最大の貢献をした者に授与されるもので、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5つの部門があります。このたびノーベル・メディア社とHTC ViveがVRエクスペリエンス化するのは、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞したJeffrey C. Hall、Michael Rosbash、Michael W. Youngの各氏が解明した、サーカディアン・リズムを制御する分子メカニズムです。内容の一部はノーベル賞授賞式の週に公開されましたが、完全版は2018年の年明けに、Viveportおよびノーベル博物館で、全世界に無料で公開される予定です。

 ノーベル・メディア社のCEO、Mattias Fyrenius氏は「このたびHTC Viveと共同で、全世界に恩恵をもたらす大きな発見を紹介するVRエクスペリエンスとして、『The Circadian Rhythm』を制作することになりました。VRは発展途上の技術ではありますが、他にない形で学びの機会を提供できるという新たな証明になるものと考えています」と語りました。

 ViveportのプレジデントRikard Steiber氏は、「ノーベル賞受賞者の方々がどのような人体の神秘を解き明かしたのかは、VRで体験することで最もよく理解できるのではないかと思います。細胞の中に入りこんで生体時計が実際に動いているところを、ビックバンによる宇宙の始まりから観察することもできるのですから」と語っています。

 HTC Viveは、VRが教育や啓発活動にもたらす効果を広く世界に知ってもらうための取り組みを進めており、ノーベル・メディア社との共同制作もその一環です。最近では、芸術作品の展示や鑑賞の新しい形を提供するVive Artsプログラムも発表しています。このたびのノーベル・メディア社とのコラボレーションは、VRが重要な概念の伝達と理解を助けるメディアとして持つ力をさらに裏付けるものとなるでしょう。

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