バラしてようやく外せました
B.O.ドライビングライトは、底面にある太いボルト1本で車体に固定されています。裏のナットを外して上に引き抜……こうと思ったんですが、ユニットの背面にはコネクターが刺さっていて、それが車体の穴に引っかかってしまい、まったく動きません。
ユニットは手前にもほとんど倒せず、裏側の隙間がせまくてコネクターを掴めないため、コネクターを抜くこともできませんでした。
車体の裏側から手を突っ込めばコネクターを抜けるのかな? と思って裏を見てみたら、そこにはなにやらカバーらしきものが。4本のボルトを外してそのカバーを取ってみると、ライトの配線群が現れました。もしや正解!? と思ったんですが、手を突っ込んでみたものの残念ながらB.O.ドライビングライトのコネクターまでは届きませんでした。カバーが超錆びていることに気づくという、おまけ的発見はありましたがこのアプローチは断念です。
ユニットを外すのは無理そうなので、車体に付いたままバラすことにしました。金具を止めている3本のネジを外すと、裏にあるコネクター部分も一緒に引っ張り出すことができました。これでコネクターを外せます!
コネクターはミルスペックの防水仕様で、かなりガッチリ刺さります。そりゃ抜けないわけですね。
あやしかったのがプラスの接点。ソケットの奥にあってスプリングで押し上げられているんですが、先端が錆びてる感じです。それじゃ電気の流れようがありません。引っ張り出してこれもガシガシ磨きます。アース線のあたりも磨いたら、組み直してテストをしてみます。
電球なのでかなり弱々しいですが、無事光ってくれました! 今度こそ完璧!――と思ったんですが、カバーをかけてみたらほとんど光っているのが見えません。あれ? とカバーを見てみたら、表面にペンキが。前回お伝えしたとおり、このB.O.ドライビングライトはネジを閉めたまま塗装されていたんですが、そのときにマスキングもせずスプレーしたようで、表面に色が着いてしまっています。
ペンキを溶かすような溶剤を使うとカバー自体が侵されてしまいそうなので、ここはマイナスドライバーの出番です。彫刻刀のように押し付けて、表面をガシガシ削ります。最後に無水アルコールで拭いたらすっかり綺麗になりました。
というわけでB.O.ライトも点くようになり、とりあえずレストア作業完了です。とりあえずというのは、以前から、あちこち塗装が剥げているのでいつか再塗装してあげたいと思っているため。なんせ迷彩柄という素っ頓狂なカラーなんで、ショップに頼むのが難しいんですよね。これもやっぱりセルフでやるしかないのかなぁ。
あ、塗装といえば、ライト裏のカバーはサビを落として塗装しておきました。あれじゃあんまりですものね。
この程度の塗装なら玄関先でできますが、車体全部なんていったいどこでやればいいのやら……。
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