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5m防水の本格4KビデオカメラがJVCから発売に

2018年01月16日 11時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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「Everio R GZ-RY980」

「Everio R GZ-RY980」

 JVCケンウッドは1月16日、同社の民生用では初となる4Kビデオカメラ「Everio R GZ-RY980」を発表した。2月中旬発売予定で、予想実売価格は10万8000円前後。

 同社は業務向けの4Kビデオカメラはリリースしているが、ついに民生用4Kビデオカメラを発売する。アウトドア仕様となっているのが特徴で、水深5mの防水性に耐衝撃、防塵、マイナス10度までの耐低温に対応。アウトドアシーンでの使用を意識している。

液晶モニターを開いた内側。インターフェース類は何もなく、放熱のための溝が刻まれている

液晶モニターを開いた内側。インターフェース類は何もなく、放熱のための溝が刻まれている

本体背面側のフタを開くとダブルカードスロットやUSB端子などがある

 撮像素子は1890万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、レンズには新開発の「JVC 4K GTレンズ」を採用。29.9mmの広角レンズで光学10倍のズームができる。手ブレ補正は電子式だ。

4K解像度は30pまでとなる

4K解像度は30pまでとなる

 記録できるのは4K30pまたは24pで、60pはフルHDでの記録となる。HDRの記録には対応しない。

 記録媒体はSDメモリーカードで、ダブルスロットとなっており2枚のカードを差せる。なお、2枚同時記録はフルHD記録時のみ可能となる。

 バッテリー駆動時間は4.5時間(4K撮影時)/5.5時間(フルHD撮影時)。防水仕様ということでバッテリーの交換はできないようになっているが、モバイルバッテリーからの充電および充電中の撮影が可能。バッテリーが少なくなったらモバイルバッテリーを接続すればいい。

 逆に、スマートフォンなどへの給電機能も備えており、モバイルバッテリーとしても利用できる。

 無線LANは非搭載だが、USB端子に小型のWi-Fiアダプターを接続することで対応が可能。スマホからの遠隔操作やライブストリーミングなどが行なえる。

 このほか、デジタル音声の補正処理を行なう同社独自の「K2テクノロジー」を搭載する。

「GZ-RX680」と「GZ-R480」。ともに3色のカラバリを用意

 同社は同時にフルHDビデオカメラ「GZ-RX680」(予想実売価格 7万5000円前後)、「GZ-R480」(同 6万5000円前後)を発表。2月中旬に発売する。

 こちらも防水・防塵・耐衝撃・耐低温に対応し、モバイルバッテリー駆動やスマホなどへの給電も可能。RX680が上位機種で、両者の違いはカラーバリエーションと内蔵メモリー容量(64GB/32GB)、無線LANの有無、AVCHDでのプログレッシブ記録に対応するかどうか、となっている。

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