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使ってないサービスが請求書に!携帯利用明細に気をつけろ

2018年01月04日 06時00分更新

文● 吉田克己(ダイヤモンド・オンライン

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機種変更を境に発生した
「その他回線料金など」のナゾ

 本稿を読まれている方々の中には、日頃から「月々のスマホ代がもう少し安くなればなぁ」とか、「『その他回線料金など』って何?毎月けっこうな金額を払っているけど」と疑問に思う向きは少なくないはず。

契約した覚えもないのに、いつの間にか発生したナゾの料金…。皆さんも携帯料金を一度きちんと調べ、使ってもいないサービスや機器の使用料が発生していれば解約することをオススメする

 そこで今回は、「その他回線料金など」の正体を確かめ、これをなくすことができた筆者の経験をお伝えし、小遣いアップの一助にしてもらおうという次第である。

 筆者が前々回に機種変更をしたのが約5年前、そして前回の機種変更は1年ほど前になる。5年ほど前の機種変更の直後には請求明細に表れてなかった「その他回線料金など」が、いつの間にか発生し、その後も毎月課金され続けていた。お恥ずかしながら、自動引き落としかつ金額が大きくなかったため、課金が始まった時点で気がつかず、今も何年の何月からだったのか、正確には分からない。

 そして、1年ほど前に機種変更をし(当然プランも変わり)、これで「その他回線料金など」もなくなるだろうと高を括っていたのだが…その後、何カ月経っても、一考に明細から消えないでいた。

 漸く重い腰?を上げて、お客様センターに問い合わせたところ、スマホの電話番号に紐付く明細は確認できても、「その他回線料金など」が、どんなサービスに掛かっている料金なのか、お客様センターでは調べられないという。

 それでも、ややしつこく食い下がったところ、「よくあるのは、ルーターかなにか、使ってない機器に課金されていることがありますが…請求書(料金明細書)を郵送でお送りしますので、そちらを確認してみてください」という。

 Web上のマイページでも、携帯ショップやお客様センターでも分からないことが、郵送されてくる書面で分かるのか?と訝しく思ったものの、数日して送られてきた料金明細書には、なんと!スマホ本体とは別の電話番号が1つ記載されており、そこに「その他回線料金など」に相当する金額が紐付いていた。

使わなければタダのはずが
料金が発生していた理由

 この番号は、はて…?5年ほど前に量販店で行った機種変更の際の状況を懸命に思い出してみたところ、ひとつ思い当たる節があった。そういえば、「使わなければタダですから(使ったら5000円掛かります)。必要なければ、近くのショップで返品してください」といってルーターを渡されたのだ。あのまま、どこかに置きっ放しにしていたかも……。

 そこで、デジカメやICレコーダーなどをまとめて置いてある本棚の一角を探してみたところ、案の定、無線ルーターらしきものがみつかった。しかし、電話番号はどこにも書かれておらず、料金明細書にあった電話番号がこの機器に紐付いているのかどうかまでは分からずじまいであった。

 しかし、原因がこのルーターだったとして、なぜ「使わなければタダ」のはずのものに課金されなきゃいけないのか!?

 郵送されてきた料金明細書とルーターを持って、近所の携帯ショップではなく、5年ほど前に機種変更したターミナル駅にある量販店の店頭を訪ね、ハーフクレームを入れることにした。カウンターの若い女性に、「半分相談、半分クレームなんですけど…」と切り出したところ、しっかりしていそうな男性社員(後で聞いたところ、量販店の社員ではなく、携帯キャリアの主任クラスであった)で出てきて、対応に当たってくれた。

 その結果、次のようなことが判明した。

 5年ほど前の機種変更時に、「使わなければタダ」といわれて渡されていたルーターに対し、その時点から2年経過した月から“自動的に”月額利用料金が発生していたことが判明。都合、約3年のあいだ、箱に入ったまま使っていないWi-Fiルーターの月額レンタル料を毎月支払い続けていたのだ。

 その機種変更時には、「最初の2年間は無料で、3年目から月額料金が掛かる」なんてことの説明を受けた記憶はない。「必要なければ、近くのショップで返品してください」という説明は、近いうちに返品される前提での説明の仕方だったようだ。

解約までもひと苦労だったが
月1000円強の節約に

 ところがどっこい、しっかりしていそうなその男性社員もさる者で、「このルーターは1年ごとの自動更新なので、その区切りでないと解約ができないんです。今ちょうど、6年目に入ったばかりでして…」ときた。

 さすがにこれにはかなりムッときて(敢えて怒りを見せて)、「自動的に課金が始まることは聞いてないんだから、ペナルティー(つまり年間使用料)なしで、すぐに解約させてもらわないと」という主旨を伝えたところ、その場でどこかしらに電話をして、「即時解約OK、ペナルティーなし」の了解を取り付けてくれた。

 ただし、話はそれで終わらず、「ここでは解約手続きができないんです。後日、お近くのショップにお持ちください」だと。話が付いたのなら、致し方あるまい。近所の携帯ショップに出直すことにした。

 後日、携帯ショップを訪ねて、カウンターでそれまでの経緯などを説明し、対応履歴を照会してもらい、やっとのことで手続きを終えることができた。

 「で、結局のところ、どのくらいの節約になったの?」という声が聞こえてきそうであるが、「月に1000円プラスα」とだけお答えしておくことにする(苦笑)。しかしながら、3年分の支払いとなれば、4万円ほどになる。塵も積もればとはこのことで、総額は決して小さな金額ではない。

 読者諸兄も、「その他回線料金など」に月に何千円も支払っているようなら、筆者と同様の落とし穴にはまっているかもしれない。一度その実態を明らかにし、もしそうなら強気で手続きをして、小遣いアップの一助にされてはいかがだろう。

(吉田克己/5時から作家塾(R))


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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