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年末恒例! ASCII編集者のお買い物を振り返る 第6回

2017年も買いまくった!

スマホから自転車まで! 2017年のASCII編集部員のお買い物を振り返る

2017年12月31日 10時00分更新

文● ASCII編集部一同 ●編集/スピーディー末岡

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5000円台でもこんな幅広い音を出すイヤフォンがある
天野透

  • 製品:P609
  • メーカー:NAGAOKA
  • 購入時の価格:5918円
  • 満足度:★★★★

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高音がちょっと強い気がするので、コンプライの耳垢ガードチップで少し和らげています

 夏にレビューしたルビーのイヤフォン「R1」のジュニアモデル。といっても価格はおよそ10分の1で、多くの人にとってこちらの方が買いやすく鳴らしやすい。繊細で幅広い音は相変わらずで、作りもしっかり。アスキーストアでも買えますヨ

増え続けるケーブルに終止符を!
佐藤正人

  • 製品:iPhone X, iPhone 8 Plus, iPhone 8 専用 BOOST↑UPワイヤレス充電パッド
  • メーカー:Belkin
  • 購入時の価格:7538円
  • 満足度:★★★★★

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もうLightningケーブルを使った充電には戻れません

 iPhone Xの発売にあわせて買いました。もっと安い製品がたくさんありますが、高速ワイヤレス充電に公式対応しているのでこちらをチョイス。“乗せるだけ”で充電できるという便利さに今更ながら驚いており、自宅ではワイヤレス充電しか使っていないというほど気に入っています。

 製品名にあるようにiPhone X/8シリーズ専用に設計されていて、ケースを装着していても問題なく充電できます。というわけで、今後発売するiPhoneにはLightningケーブルを同梱しなくていいです。職場用にもう1台欲しいかも。

2台目用の安めのスマートリモコン
吉田ヒロ

  • 製品:eRemote mini
  • メーカー:LinkJapan
  • 購入時の価格:6980円
  • 満足度:★★★

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安くてちょっと心配だったが使い勝手は良好の「eRemote mini」

 「Nature Remo」に続いて、2台目のスマートリモコンを購入。購入の決め手は6980円という安さ。Nature Remoは1万4040円なので半額以下で買えた。机上や棚などに置いて使うので、壁などに設置できるNature Remo比べると設置場所を選ぶが、置き場所さえ決まれば使い勝手は良好だ。現在、Nature Remoはリビング、「eRemote mini」は寝室に設置している。

 便利なのは、ひとつのボタンを押すだけで登録したすべての家電を制御できる「シーン」機能。たとえば、帰宅時に照明とエアコンのスイッチをオンをまとめてオンにしたい場合に重宝する。また、一度設定してしまえば、別のスマホで同じID、パスワードでログインするだけでリモコン設定を引き継げるので便利だ。

 Amazon Echoに対応済み、Google Homeにも対応予定となっているのも○。ワタクシのところにはEcho dotがまだ届いてないので試せていないが、すでに自宅にあるGoogle Home MiniとNature Remoとの組み合わせのように音声で家電を制御できるようになるはず。

薄くて軽くてGPS内蔵の活動量計
大塚昭彦

  • 製品:vivosport
  • メーカー:ガーミン
  • 購入時の価格:2万2540円
  • 満足度:★★★☆(3.5点)

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多機能だけどごつくないところがいいです

 2年半使った「Fitbit Charge HR」の後継機として購入。主に睡眠記録と歩行記録ですが……。薄くて軽いけどGPS内蔵、ウォーキングやジョギングの開始を検知してルート込みで自動記録、取得データがやけに豊富、と面白いです。ただしアプリのUIが複雑、データをほかのサービスで活用しづらい(IFTTTやmyThingsに対応を!)といった不満もあるので、今後のアプリ改良に期待して★3.5点!

ロマンの塊マグネシウムフレームだっ!
南田ゴウ

  • 製品:DOGMA FP
  • メーカー:ピナレロ
  • 購入時の価格:約8万5000円(定価:56万7000円)
  • 満足度:★★★★

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ルーマニアから到着したのはフレームセット。大口径BBがこれまた特殊なので、特にこだわりがない場合はDOGMA FPXを探すのがいいかも

 増減を繰り返している筆者の自転車コレクションですが、先日ニューカマーがルーマニアから到着しました。ちなみに筆者は、ルーマニアが地球上のどこにあるか知りません。ニューカマーの名前は、以前ピナレロがラインアップしていた「DOGMA FP」。2005年モデルですが、当時の定価は56万7000円。しかもフレームセット(骨組み)のみでこの価格です。当たり前ではありますが、当時はどう考えても購入できる気がしませんでした。

 さて、今ドキのハイエンド自転車フレームといえばカーボン製が中心です。しかし、当時のピナレロはロマンにもほどがある素材をフラグシップモデル「DOGMA」に採用していました。その素材は「マグネシウム」。古き良きヒストリックカーでは、自転車変速機でおなじみのカンパニョーロ製マグネシウムホイールやワタナベのマグホイールが有名ですね。

 マグネシウムの比重は約1.8で、アルミニウムの2/3、鉄の1/4と実用金属の中で最軽量。しかも弾性率と引張強度も高く、振動吸収性に優れるというゴキゲンな素材です。当時「フライングカーペット」と称されたほど乗り心地がよいらしいのですが、加工が高コストで価格も高かったんですね。結局ピナレロは、3世代目のDOGMA FPXを最後に素材をカーボンに変更しました。

 ちなみにマグネシウム製DOGMAには3モデルがあり、ノーマルのDOGMA、オーバーサイズBBを導入したDOGMA FP、トリプルバテッド管の採用で軽量化したDOGMA FPXがあります。筆者はebayでずーっと第2世代となる「DOGMA FP」を探していました。

 なぜDOGMA FPにこだわっていたかというと、DOGMA FPはカーボンフォークとカーボンシートステーを採用していますが、このモデルではマニアにはおなじみのTIME製カーボンだからです。実際に到着したフレームセットのフォーククラウンを見ると、TIMEのカーボンにおなじみのベクトラン(高強力ポリアレート繊維)が編み込まれた模様が見えます。実際の振動吸収性はわかりませんが、TIMEフォークのピナレロというだけでドヤれますね!

 当時のピナレロは時代を先取りしすぎていたというか、2005年当時に直径55mmのベアリングを組み込んだオーバーサイズBB(ボトムブラケット)を採用しています。これが現在のロードバイクでは珍しいISIS対応ということで、ISISクランクを探し回ってようやく確保。このほかDOGMA FPに取り付ける予定のMAVICのSSCブレーキ(絶版)なども合わせてゴリゴリ購入していたら、自転車関連だけでカードの引き落とし額が20万を超えて真顔になりました。

 現在もチマチマとヒマを見つけては組み立てておりますが、特殊すぎるフォーク&ヘッドベアリングの圧入がどう考えても素人には鬼門。新年に乗り出せる可能性は低そうです。

いい年こいたオッサンがむせび泣くライブ!
スピーディー末岡

  • 製品:BABYMETAL <LEGEND -S- 洗礼の儀 ->
  • メーカー:アミューズ
  • 購入時の価格:2万円
  • 満足度:★★★★★(5点以上)

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昨年の東京ドームが到達点かと思いきや、あっさり越えた広島凱旋ライブ。ドレスコードがあり、このグッズを身につけてないと入れなかった

 今年はいろんなものを買った。スマホはHUAWEI P10やiPhone X、つい最近はAmazon Echo Plusも。だが、何かひとつを上げろと言われればこれしかない。モノではないのだが……BABYMETALの広島公演<LEGEND -S- 洗礼の儀 ->だ。

 BABYMETALのボーカル・SU-METALの出身地広島で、12月20日の20歳の誕生日を前に、広島グリーンアリーナにて12月2~3日に開催された。広島という遠方、そして2万円という洋楽アーティストのようなチケット代ではあったが、発表されたその日に躊躇なく飛行機と宿を予約し、2日のみの当選だったがチケットをゲットして意気揚々と広島へ乗り込んだ。

 ライブ数時間前にメンバーのYUIMETALが病欠することが伝えられ、すでに広島入りしていたファンの間に動揺が走ったが、フタを開けてみればとんでもないライブが披露された。筆者が行った日は機材トラブルが多発しており、音がずれたり無音の時間が長かったりしたのだが、そんなの問題にならないほどSU-METALとMOAMETALの鬼気迫るパフォーマンスに吹っ飛ばされた。YUIMETALの抜けた穴を補うかのようなMOAMETALの文字どおり全身全霊のダンスに心打たれ、YUIMETALのボーカルパートを会場全員でシンガロングするファンの結束力に感動し、SU-METALのカラダを突き抜けるボーカルにひれ伏した。気がついたら涙が流れていたのである。正直、40すぎのオッサンが自分の娘のような年齢の子を応援して泣いてるとか、ハタから見たら正気の沙汰ではないことはわかってるのだが、流れる涙を止められなかった。

 今年はライブもいろいろ行った。韓国までメタリカを見に行ったし、ガンズ・アンド・ローゼズの東京公演も行った。フェスならサマーソニックやラウドパークも行った。だが、ここまで心揺さぶられたライブはBABYMETAL<LEGEND -S- 洗礼の儀 ->だけだ。2万円のチケット代と遠征費が安いもんだと思えてしまうほどに。

 今のご時世、デジタルガジェットにしろエンターテインメントにしろ、単純に価格が高い安いではなく、ユーザーエクスペリエンスが重要だと改めて思い知らされたライブだった。

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