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KTUの自作キーボー道第1回

人はなぜキーボードを自作するのか? “キーボー道”への誘い

2018年03月12日 12時00分更新

文● 加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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クリッキータイプ

  • Cherry MX 青軸(50g)
  • Cherry MX 緑軸(80g)
  • Gateron 青軸(60g)
  • Kailh 青軸(50g)
  • etc……
左からCherry MX 青軸、緑軸、Kailh 青軸。クリッキータイプは押し込む際のカチッという音とクリック感が気持ちいいが、周囲の人にはうるさいと不評なことも

 クリッキー(Clicky)タイプのスイッチとは、キーを押下し接点まで到達すると“カチッ”と明確な音が鳴るタイプだ。Cherry MX 青軸スイッチが一番有名なので“青軸タイプ”と分類してもいいだろう。

 打鍵感のキレを聴覚的にも演出できるので、軽快に打鍵できる(ように感じる)。反面カチカチと音がするので、オフィスや深夜での使用は、周囲から不満が出ることを覚悟しなければならない。

Razer製キーボードに採用されている緑軸はクリッキータイプ。もともとKailhのOEMだったスイッチだが、BlackWidow Xシリーズから自社生産に切り替えているという

タクタイルタイプ

  • Cherry MX 茶軸(45g)
  • Cherry MX クリアー軸(65g)
  • Gateron 茶軸(55g)
  • Kailh 茶軸(45g)
  • Razer オレンジ軸(50g)
  • etc……
左からCherry MX 茶軸、クリアー軸、Kailh 茶軸、そしてOutemu Ice Light Purple軸。クリッキータイプのように音でなく、押し込む際のカックンという感触が心地よい

 Cherry MX 茶軸を代表とするタクタイル(Tactile)タイプのスイッチは、キー押下時から徐々に重くるソフトな抵抗があり、一定距離押し込むとカックンと押し込まれるタイプだ。青軸タイプから“クリック音”を削除したタイプといえる。

 押した感触が“カックン”でフィードバックされるので、軽快なタイピング感を演出できる。メンブレン式キーボードも、触感的にはタクタイルタイプに分類できるだろう。

リニアタイプ

  • Cherry MX 赤軸(45g)
  • Cherry MX 黒軸(60g)
  • Cherry MX グレー軸(80g)
  • Gateron 赤軸(45g)
  • Gateron 黄軸(50g)
  • Gateron クリアー軸(35g)
  • Kailh 赤軸(45g)
  • etc……
上段左からCherry MX 赤軸、黒軸、中段左からGateron赤軸、黄軸、クリアー軸。スッと沈み込み、打鍵音もタクタイルやクリッキーに比して静かだ。特にGateronのクリアー軸は慣れるまで時間を要するが、指の負担は軽い

 リニア(Linear)タイプとは、タクタイルタイプのように“カックン”とならず、スッと指が沈み込む(反発力はキーを押し込むと重くなる)。青軸や茶軸タイプのようにフィードバックはないが、バネの軽いものは力を入れずに入力できることで人気を集める。

 リニアタイプのスイッチはキーの重さに注目したい。メカニカルキーボードでは定番のCherry MX 黒軸は赤軸に対してかなり重いが、キーの戻りが早いことや、力の強い人にはこの位でないと物足りないなどの理由で一部のユーザーに人気がある。

 Cherry MXのリニアタイプは赤と黒が定番だが、Gateronでは羽根のように軽い35gのクリアー軸や、赤と黒の中間的な黄色軸(50g)なども用意されている。

Speed軸タイプ

  • Cherry MX Speed軸(リニア、45g)
  • Kailh ブロンズ軸(クリッキー、50g)
  • Kailh 銅軸(タクタイル、50g)
  • Kailh 銀軸(リニア、50g)
  • Kailh Thick Gold軸(クリッキー、60g)
  • etc……
Speed軸のスイッチは普通のスイッチと構造は同じだが、押して反応するまでの距離が短い。APM(Action Per Minute)重視のゲーマーには非常に強い味方となる。左がCherry製の銀軸、右がKailh製銀軸

 キーのフィーリング別分類とはちょっと離れるが、あえて最近ゲーマー向け高級キーボードに採用されている「Speed軸」は別枠として語っておきたい。

 Cherry MX互換のキースイッチにおける反応するまでの距離、即ちトラベリングディスタンスは2mm前後になっている。だが高速入力するゲーマー向けにトラベリングディスタンスを1.2mm近辺に切り詰め、より浅いストロークでも反応できるようにしたものを“Speed軸”と呼んでいる。

 一番有名なのが、先行独占契約でCorsairしか使えなかったCherry MXの通称“銀軸”と呼ばれるタイプだが、最近はようやくCorsair以外にもSpeed軸採用が出てきた。Cherry MXのSpeedはリニアな銀軸だけだが、KailhはタクタイルやクリッキーなSpeed軸も製造している。

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