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紅茶王子、コンビニスイーツ“辛口”レビュー その2

セブンのゴディバと直球勝負! ウィスキーとのマリアージュに耐えるか?

2017年12月30日 17時00分更新

文● 天野透/ASCII

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セブンイレブンはゴディバど真ん中、チョコレートで勝負!

 最近目にする機会が増えた“コンビニゴディバ”はどのくらい「“ゴディバ”している」のか、スイーツに一家言あるASCII編集部員の天野透が実際に食べて“辛口”なレビューをお届け。ローソンのUchi Cafeコラボレビューに続いて、関東のセブンイレブン限定で12月に発売された「ゴディバ ザ タブレット」を試した。僕は昼食代わりにパティスリーをハシゴしたり、ゴディバ本店目当てにブリュッセルへ行ったりするくらいはスイーツ、特にゴディバが大好き。詳しくは前回語っているので、そちらを読んでもらいたい。

 今回発売されたのは「ミルクチョコプラリネ」と「ダークチョコガナッシュ」の2種類、平たく言えばスイートとビターというラインアップだ。価格はいずれも348円。2箱でほぼ700円と、コンビニチョコとしてはお高めだが、一般的なゴディバのボンボン(1粒単位のチョコレート)が300円以上するのに対して、こちらは1粒あたり110円ちょっと。ゴディバとしてはかなり低価格といえる。

 ローソンのコラボスイーツは確かにチョコレートを主体としていたが、あちらはあくまでケーキとクッキーサンドだった。でもこれは違う。ゴディバの主流ど真ん中、チョコレートそのものだから、僕としてはさすがに構えずにいられない。「ならばこちらとしても相応の姿勢で望もう」ということで、レビューは仕事終わりの自宅、飲み物はお茶やコーヒーではなく、ウィスキーを用意した。

 「なぜウィスキーか?」バーやラウンジでもチョコレートが出てくるように、チョコとウィスキーのマリアージュが素晴らしいからにつきる。僕もカカオの深いコクにはウィスキーの華やかな香りがよく合うと思うし、そうやってチョコを愉しむのが大好きだ。

 でもそれはおいしいチョコレートということが前提条件。ウィスキーの複雑な香りとカカオの風味がどのような反応を見せるか、そういう味わい方をする場面で、チョコに鼻の奥を突き刺すような“イヤな突き上げ感”などがあると、ウィスキーだけでなく“お酒を愉しむ時間そのもの”までぶち壊してしまう。その点ウィスキーとのマリアージュに関しては、“丁寧なチョコレート”ゴディバの本領発揮だ。奥深い香りの世界を期待しつつ、自宅近くのセブンイレブンへ走った。

箱側面にはコンセプトである「あのゴディバを、このスタイルで」の文字。“あのゴディバ”とは、どのゴディバを指すのだろうか、食べて確かめるしかない

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