このページの本文へ

IoTとクラウド分析で本人も気づかない改善点を明らかに

富士通、IoTを活用した「なわとびセンシングサービス」

2017年12月22日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

サービスの流れ

 富士通は12月21日、なわとび運動によるリズムやバランスなどの運動能力をICTを活用して可視化し、児童の運動能力育成を支援する「FUJITSU IoT Solution Social Sports Learning なわとびセンシングサービス」を発売した。

 加速度およびジャイロセンサーを内蔵したモーションセンサーを児童の腰に専用のベルトで装着し、センシングしたデータを当社のクラウド環境にあるアルゴリズムで分析を行なう。成功回数や失敗回数のほか、児童が意識しないリズムやバランスも可視化。

個人別フィードバックシートのイメージ画面

 個々の具体的な改善点が明らかになり、児童本人や教員において意識すべき点を適切に把握することができるとともに、児童に対して運動には力や速さ以外にバランスやリズムなど様々な要素があるという気づきを与えることができる。また、分析結果は個人別フィードバックシートの提供に加え、学校での振り返り授業において、当社専門員が分析結果を説明することで、運動に興味を持たせ、継続して運動する意欲を引き出せるという。

 すでに全国32の小学校、およそ8200名の児童を対象にトライアルを実施しており、普及のためにサービスとして販売を行なうもの。価格は個別見積(標準価格は82万円より)。

■関連サイト

カテゴリートップへ

灯油タンクで残量検知を実現!北海道の生活を守るIoTとは【熱量IoT】#3

動画一覧はこちら!