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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第32回

USB接続のDASをファイル共有でNASとしても活用!

「ちょい足し」でDrobo 5Cがより便利に

2017年12月28日 11時00分更新

文● 飯岡真志、編集 ●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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DroboとAppleの新ファイルシステム「APFS」

 DAS型のDroboは、設定時にファイルシステムを指定する必要がある。Windowsパソコンに接続しているならばNTFS、MacであればHFS+だ。ところでAppleはmacOS用の新しいファイルシステムとして、Apple File System(APFS)を導入している。APFSは、macOS以外にもiOS、tvOS、watchOSでも利用されており、Apple社の全製品をカバーするファイルシステムだ。

 APFSは、2017年の時点においてモダンな機能を備えたファイルシステムであり、今後は主流となっていくだろう。バージョン10.13に相当するmacOS High Sierraから導入され、前バージョンのmacOS Sierra(10.12相当)からアップデートした場合は、HFS+でフォーマットされた既存のボリュームはAPFSに変換される。

macOS High SierraではAPFSが標準に

 今のところ(2017年12月現在)、Drobo 5Cを始めとするDAS型のDroboをmacOS High Sierra入りのMacに接続して利用する際には、ファイルシステムの選択はHFS+の一択で、APFSを選ぶことはできないようだ。

Drobo Dashboardでファイルシステムを選択する際には、HFS+に限られる

 今後、DroboでもAPFSを選択できるようになるのか気になるところだが、Drobo社のブログを見ると、現在は検証中というところのようだ。Droboを接続したMacをmacOS High Sierraにアップデートしても、DroboのファイルシステムはHFS+のままだ。Drobo Dashboard以外のツールを利用して、DroboにAPFSのボリュームを作ろうとするのは避けといたほうが無難なようだ。

 参考:Your Guide to macOS High Sierra and Drobo


 

(次ページ、「バックアップにクラウドストレージも併用」に続く)

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