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最新パーツ性能チェック 第220回

NZXTの魅せるMini-ITXケースに惚れた! 「H200i」を徹底チェック

2017年12月22日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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ハイエンド&水冷も余裕の拡張スペース

 「H200i」は、全高165mmまでのCPUクーラーやボード長325mmまでのビデオカードに対応するほか、フロントに120mmファン×2基、厚さ85mmまでのラジエーター(ファン込み)を搭載可能。ビデオカードの長さに影響するので注意が必要だが、薄型ラジエーターを採用するオールインワン水冷はもちろん、DIY水冷向けの厚型ラジエーターの搭載も可能になっている。

 そのほか電源ユニットは、ATX規格をサポート。電源ユニット部のスペースは、かなり広く取られており、フロント側ボトム部に備えている3.5/2.5インチシャドウベイを使用しないなら、DIY水冷のポンプを設置することも可能だろう。

 また、フロントやリア部には防塵フィルターを装備するなど、各部はしっかりと作り込まれている。

余裕のある内部スペースも「H200i」の魅力のひとつ。マザーボードトレイ右側には、裏面から出るケーブルを隠すバーを装備。バー中央のスリットは、DIY水冷の円形リザーバータンクの固定に良さげだ

各種ケーブルの誘導と取りまとめが簡単、奇麗にできるケーブルガイドを備える裏配線スペース

2.5インチシャドウベイ×2やマザーボード固定後も作業しやすい大きめなCPUクーラーホールが備わっている

フロントには240mmサイズのラジエーターを搭載可能。厚さはファンを含め、85mmまでだが、DIY水冷用の厚型ラジエーターも十分対応できる

フロントには120mmと140mmファンを搭載可能になっている

電源ユニットスペース。ATXとSFX電源に対応する。フロントボトムには3.5(2.5)インチシャドウベイを装備

3.5/2.5インチの固定は、ケースを引っ繰り返して底面から行なう必要がある。正直、PC組み立て時以外の取り付け作業は避けたいかも……

電源ユニットカバーの側面にも2.5インチシャドウベイを装備。LED装備の2.5インチSSDもありだが、2.5インチサイズでLEDロゴなどを自作するのもおもしろそう

2.5インチベイはマウンター側面のボタンを押すことで取り外せる仕組みを採用している

SSD/HDDはマウンター裏面から、ネジで固定する

フロントには防塵フィルターを装備。左右サイドに備わっているホールから吸気する仕組みだ

フィルターの固定はフック式で、簡単に取り外してメンテナンスできるようになっている

左右サイドから給気された風が中央に集まるように、フロントパネルの裏面には傾斜が付けられている

電源ユニット搭載部にも防塵フィルターが装備されている

その真価は組むとわかる! 裏配線ケーブルガイド

 H×00iシリーズ共通の魅力となるのが、マザーボードトレイ右側に備わっているバーと、裏面配線スペースに備えるケーブルガイド。その仕組みは秀逸で、とくに配線にこだわっていなくとも、奇麗に裏配線が可能になっている。

24ピンATXケーブルを含め、各種ケーブルをガイドに沿って取り回すことで、奇麗に配線できる

ケーブルガイドの途中には、ケーブルを引き出せるスリットも備わっている。また、ケーブルをマザーボードトレイ側に出す部分は、バーで隠されている

リア側にもケーブルガイドを備え、ファンケーブルが配線されていた。ATX12V/EPS12Vケーブルの取り回しにも使える

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