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写真と入力フォームで差が付くB2Bのサイト作り

Startup Proffesional コンバージョンさせるB2Bサイト作りの基礎とトレンド

連載
ASCII STARTUP ACADEMY

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トップページの内容とデザインカスタマイズ

ミライフォースのサイト

 続いてテーマになったのは具体的なデザインについて。益子氏によるとサイトデザインは「写真」が重要だという。

 「テンプレートは、とりあえず写真を変えること。ユーザーは、まずサイトの写真を見る、次に見出しや太い文字。その後テキストだが、長々とした文章は読んでもらえないし、写真や見出しで興味を持ってもらい、そこで初めて文章を読む気になる。だからこそここでは、きちんとプロのフォトグラファーに頼むことが重要だ」

 一方で李氏はオリジナル写真をもっと強く勧めた。「とくに人物写真はプロに頼むと違う。それだけで印象が変わる」(李氏)。洪氏も「素材写真を使用してしまうと胡散臭いサイトになるので、自分自身を表現する上でオリジナルを使うのが1番。あとデザインを壊さない程度にテーマカラーを少し変えることも必要」だと話した。

ブログ型コンテンツ、入力フォームの使いこなし方

 話題は、ウェブサイトではおなじみとなった日々更新するブログ型コンテンツについて。益子氏は「ミニマムな考え方では、お知らせなどはウェブに置かずにフェイスブックやツイッターなどで情報発信するのもいいだろう。だが、SEOなど検索エンジンからの集客を考えるとウェブサイトは充実してないとダメ。充実しているサイトは検索結果で上位にくる」と語った。

 「スタッフのちょっとした動向などなんでもいいので、ウェブサイトの中にコンテンツをストックしていくことが重要、BiNDでは、ブログコーナーを追加することも簡単にできる」と洪氏はフォロー。

 ほかにフォームの重要性を次のように益子氏が説いた。

 「コンバージョンを得るためにも入力フォームは重要。資料請求などのユーザーとの唯一の接点であり、この入力フォームの善し悪しによってコンバージョンの成立可能性が高くもなり低くもなる。

 たとえばBiNDならフォームもいくつかのテンプレートが用意されているので、そこから選んで、項目をカスタマイズするだけで完成する。ここで気を付けたいのは、項目の数。項目は多くてもいいが、ユーザーとしては入力する項目は少ない方がいい。だから必須項目はなるべく少なくする。そうしないとコンバージョンが低くなる。いろいろ聞きたくても必須項目は必要最低限にしたほうがいい。

 また、ユーザーの予算感だけは聞いておいたほうがいい。10万円と100万円ではやはり100万円の方が優先度は高くなるし、レスポンスも早くなる。B to Bサイトで金額を聞くことは失礼ではないので、お互いがウィンウィンになるためにも確認することが必要だ」(益子氏)

Googleへの対応とSEOの現在

 さらに洪氏はサイトのSSL対応についてもここで言及。

 「現在は、GoogleもSSL対応のサイトでなければ推薦しなくなってきている。SEO対策としても今後は『https』のサイトが重要になってくる。またBiNDは、SEOアシスタントという機能があって、しっかりとサイトをチェックしてくれ、警告を表示してくれる。リンクの未リンクも指摘するので、うっかり『Not found』を表示させてユーザーの気分を害することがない」(洪氏)

 益子氏が加えて説明したのが、Googleの3つのクオリティーガイドラインだ。

 「まず『専門性(Expertise)』、次に『権威(Authoritativeness)』、 そして『信頼性(Trustworthiness)』だ。だからこそ小手先の方法ではどうにもできない」(益子氏)

 しかしスタートアップ企業としてはどこまでコンテンツを充実させればよいかわからなくもなる。その点については李氏が、「自分の会社の強みを見せるためにも専門性をしっかりとサイトで見せていくことが大事」と語った。

 加えて益子氏は、量産するのが難しい文章はプロのライターに頼んでもいいと言う。

 「第3者的なものの見方にもなるので、自分たちが書くよりも自分たちのよいところを引き出して書いてくれる。また、B to Bサイトでは専門用語をどんどん使うべき。特にスタートアップはとがったものがあることで目立ったり、ビジネスが成功につながったりすることもある。サイトで自分たちの専門性をアピールした方がいい」

 その後、参加者との簡単な質疑応答を経てセミナーは終了した。セミナーに登場したスタートアップによるサイト実製作の模様はASCII上の記事で現在も継続中。基礎的な部分が固まったため、ここから先は、スタートアップでなくとも悩みの多い、人材採用にフォーカスしたものを展開する予定となる。今後の「採用コストを効率化させるためのサイト作り」にもぜひ期待してほしい。

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