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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第193回

2017年の総括その2:モバイルに記録される「生活習慣」

2017年12月16日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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2017年にあまり見なくなったFacebookアプリ

 一方、見なくなったアプリは、Facebookです。こちらは、すでに前述のSiriの推測候補(App)にも一切出てこなくなってしまった、ほとんど開かなくなってしまったアプリです。

 何か決定的な出来事があったわけではないのですが、段々と日常的に開かなくなり、最近では週末すら、開かなくなってしまいました。前述のNoomコーチのように、自分の生活習慣の改善に取り組んでいて、iPhoneが外とつながる道具としてではなく、自分と向き合うための道具という位置づけが強まったことが原因かもしれません。

 もちろん通話もメッセージもしますし、Facebook Messengerは連絡手段として活用しています。しかし、iPhoneが筆者にとって、自分のことを知る道具としての成分を強めている今では、あまり回りのことを知る手段としての活用に興味がなくなっているのではないかと推測しています。

 Siriの推測候補(App)、皆さんの画面には、どんな8つのアプリが上がっていますか? そこから推測できる、皆さんのモバイルにおける生活習慣はどんなものでしょうか? そして、そのモバイル生活習慣は、実際の皆さんの生活習慣と、どれだけリンクしているでしょうか?


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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