まもなく2017年も終わるわけで、今年もいっぱい新型デジカメが出ましたなあ……と思ったら、実は例年に比べると少なめ。特にコンパクトデジカメと入門機が少なかった。
でもインパクトの強いデジタル一眼がいくつかあったのでカメラ好きには印象的だったかも。そんな、2017年の新型デジカメで撮った猫写真を見つつ振り返ろう。
今年最初に発売されたデジカメはパナソニックの「DC-GF9」。小型軽量で自撮りに強いミラーレス一眼。
特に猫撮りに向いてるわけじゃないけど、作例を撮るために歩いてたら、崖に沿って作られている階段の下で、誰にも見つからないと思って悠々と寝てる猫がいたのでそこから。
人通りが多い通路からは隠れてるので誰にも見つからないと思っているようだが、真上からは丸見えなのであった。ふふふ。
2017年最初のインパクトは富士フイルムだった。35mmフルサイズセンサーより一回り大きいセンサーを搭載した中判ミラーレス一眼「GFX50s」が登場したのだ。
レンズ込みで100万円コースというハイエンド機だけど、その写りはすごかった。5000万画素って数字も凄いけど、大型センサーならではの階調の豊かさ、柔らかさってのがあるわけで、うちの猫(大五郎)でどうぞ。
なんてことない写真なのだけど、白い毛がふわっとしてるさまやナチュラルにふわっとボケていくところがたまらない。高価なのでおいそれとは手を出せないけど。
3月にはパナソニックからハイエンド機の「DC-GH5」が登場。動画や連写機能に優れたモデル。AFが速くて連写に強いとなると、猫を撮るしかないでしょう、ということで這いつくばって猫を撮ってみた。
これで2016年からはじまったミラーレス一眼のフラッグシップモデルラッシュは一段落したかなと思ってたら、まだスゴい隠し球がいた。
各社が階段をワンステップ上がった感のある高性能モデルを出してきたと思ったら、それをさらに駆け上がる超弩級ミラーレス一眼の登場だ。
それがソニーの「α9」。
これはすごかった。とにかく速い。AFも連写も速い。速くて気持ちいい。ミラーレス一眼のステージがひとつ上げた感がある。デジタル一眼の未来を示したって感じ。
これは猫を撮らねばである。
冒頭写真がα9。にゃあと口を開けた瞬間を狙って撮ってみた。
調子に連写しまくるとあっという間にSDメモリーカードが満杯になって後で大変なわけだが、猫の毛繕いだった一番舌が伸びた瞬間を後から選べるのはいい。
性能も容赦ないけど、値段(ボディーのみで40万円前後)も容赦ないのでおいそれとは買えないけど、こういう孤高の製品を出せるところがソニー復活だなあと思った次第。
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