ファーウェイ通信 第63回
進化したLeicaダブルレンズカメラの実力はどう?
AIで強化されたハイエンドスマホ 「HUAWEI Mate 10 Pro」のカメラを試す!
2017年12月20日 11時00分更新
ファーウェイ製スマホでおなじみのLeicaダブルレンズカメラは
AIによってさらに強められている
ここからは今回のメインテーマであるHUAWEI Mate 10 Proのカメラについて見ていこう。
ファーウェイのフラグシップスマホではおなじみのLeicaダブルレンズカメラだが、HUAWEI Mate 10 ProではF値1.6とさらにバージョンアップしたレンズを搭載している。
先述したAI活用の恩恵は、カメラにも及んでいる。AIが被写体の動きを予測することにより、暗い場所でも被写体のブレを抑えて撮影できるほか、あらかじめ1億枚以上の画像を学習させたことで、AIが被写体やシーンを自動判別し、最適な撮影方法を自動選択する。なお、AIが判別できるのは、犬、猫、文字、フード、舞台、日の入り/日の出、青空、雪、ビーチ、夜景、花、植物、ポートレートの13種類だ。
AIが被写体やシーンを判別すると、カメラアプリのプレビュー左下に該当のアイコンが表示される。今回、いろいろな被写体にカメラを向けてみたが、判別の精度は非常に高いうえに切り替わるのに要する時間も1秒ほどだ。たとえば、花や料理などを撮る際に、被写体の全体ではなく、一部だけをアップにするなど、認識が難しいのではないかと思われる構図であっても、大抵は判別してくれる。
今回は、AIによる撮影方法の最適化の効果を見るため、夜景を夜間撮影モードと通常撮影(AI利用)モードの2通りで撮影し、比較してみた。その結果が下の2枚の写真だ。
独自アルゴリズムに基づいたスローシャッター撮影をする夜間撮影モードの写真は、さすがのクオリティー。建物の輪郭が夜空に溶け込むことなくしっかりと写っているし、外壁の色合いもはっきりとわかる。ただし、シャッター速度が長くなる(今回は8秒)ため、三脚に設置しての撮影が基本となる。手軽さという部分では足りないのは確か。
これに対し、AIの効果が加わった通常撮影モードでは、シャッター速度は1/20秒だった。今回は同じ構図を維持するために三脚を使っているが、これなら手持ちでの撮影であっても手ブレの心配は無用。夜間撮影モードと比較すると写真自体が若干見劣りするのは当然だとしても、イルミネーションのきらめきなどを十分以上に写せているし、手持ちでサッと撮ってこのクオリティーは非常に素晴らしい。
夜間撮影モード以外にも、HUAWEI Mate 10 Proではポートレートモードやワイドアパーチャ撮影、PROモードなど、これまでのファーウェイ製スマホでおなじみの撮影モードも楽しめる。このあたりは実際の作例で確認してほしい。
★
HUAWEI Mate 10 Proは、ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイト、MVNOなどで発売中。市場想定価格は税抜8万9800円。本体のカラバリは、今回試用したミッドナイトブルーとチタニウムグレーの2色が用意されている。
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