このページの本文へ

光学迷彩で消える!?攻殻機動隊の世界を舞台とした激ヤバVRアクティビティを体験

2017年12月10日 13時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 全身フル装備が整ったら、ついにゲームスタートとなる。ナビゲーターの指示に従い、自分の番号(αチームなら、α1、α2と順番に決められる)が描かれたスタート位置にスタンバイ。

いざ、戦場へ!

 ゲームがスタートすると、攻殻機動隊の主人公である草薙素子が登場し、作戦のブリーフィングが行なわれる。プレイヤーは、草薙素子が召集した特殊部隊のルーキーとして、テロリスト集団の制圧戦に挑む。

攻殻機動隊っぽい、電脳世界でのブリーフィング風景を体験できるのもVRならではの体験だ

 マップはやや朽ち果てたコンピュータールームのような建物の中。現実世界はだだっ広い空間にも拘わらず、壁や扉があり、扉は近づくと自動的に開く。焦って、ちょっとでも速く移動すると警告音が鳴るので注意が必要だ。音声チャットもあるので、チームメイトに声を掛け合って連携することも忘れてはならない。

 フルフェイスの姿なのが敵のテロリストで、アバターの顔が見える状態なのが味方だ。敵を倒すには、頭に1発、もしくは体のどこかに3発の銃弾を当てる必要がある。そのため、本当のサバイバルゲームのように、常に銃口を上に向け、頭を狙うようにするのが有効だと感じた。

実際はこのように複数人で、広い空間をうろうろしている

 実際に同社曰く、サバイバルゲーム経験者はかなり強いとのこと。また、意外にも「しゃがむ」ことが有効だという。たとえば、敵に見つかって壁の向こうまで下がって、しゃがんで待っていれば、敵が追ってきた際に、しゃがんでいる自分に気づくのが遅れて、返り討ちにできるとのこと。

 ただ、この壁というのが厄介で、実際には壁はないので、壁を背に待つという行動を取るにも、寄りかかれる訳ではないので、その視界との乖離に、やや戸惑うこともある。たとえば、壁の感触を背中で感じられないので、背中の触感を頼れない。常に背後も視覚で警戒しないといけないのは、現実とのギャップだ。

銃は少し重い。トリガーを引くと、やや反動もあるため、ずっと片手で撃っていると、このように銃身が下がってくる。両手で持った方がいいかも

 一定時間経過すると、情報端末が出現し、それをハッキングするミッションが追加される。敵を倒すよりも多くのポイントがもらえるというので、積極的に狙いたい。

 アタッシュケースは、利き腕ではないほうの腕を翳し、一定時間経過するとハッキングが成功する。その待っている間のドキドキ感は、かなりのリアリティーだ。手に汗握るリアルな感覚は、他のゲームにはない緊張感がある。

ハッキング中は、味方に援護を頼むといい。自身も左右を警戒し、銃で通路を狙い、すぐに反撃できるようにしよう

 プレイ時間は約7~8分といったところだろうか。荷物を預けたり、冒頭のブリーフィングなども入れると、全部で30~40分くらいだろうか。ゲームはプレイが終了時にポイントが上回ったチームの勝利となる。ポイントは、敵を倒した数、情報端末をハッキングした回数で増えるようだ。

カテゴリートップへ

HTC VIVE Facebookページ