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iPhone X&iPhone 8、ASCII徹底大特集! 第73回

防水性能を試す!

iPhone Xを水で洗ってみました。結果は……

2017年11月28日 12時00分更新

文● 貝塚

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 iPhone X、発売日には入手できませんでしたが、数日後に入荷連絡があり、2週間半ほど使っています。

 少し心配だったFace IDも、自分の場合、認証に失敗することもほとんどなく、快適に使用できています。賛否両論あるホームボタンなしの新UIも、使用数時間で慣れ、特に不便に思うことはありません(強いて言えばタスク終了がちょっと面倒。これについては、また別稿で紹介したいと思います)。

 普段はアップル純正のケースを付けています。気になる方はレビューもぜひ。

ホコリや手垢が気になる!

 そんなわけで、ほぼ不満なく使っているiPhone Xですが、指紋やホコリがやはり目立ちやすく、少し神経質なところのある自分は、頻繁に掃除をしています。

ガラスフィルムの境目や

カメラレンズの周りなど、細かいところの汚れが木になる

 クロスで拭き取ると大抵の汚れは落ちますが、2週間も使っていると、保護ガラスやエッジのきわ、ガラスとステンレスのつなぎ目などに、「それほど目立たないが、なんとなく汚れっぽいもの」が溜まってくる。これが気になるのです。

 そこで、「水洗いしてみたら気分がいいだろうな」と思いました。iPhone Xの防水性能はiPhone 8と同等。詳しくは詳しくはこちらの記事にまとめていますが、スペック的には、ちょっと洗ったくらいでは壊れないはずです。

 しかし、カタログ上のことなので、実際に試してみないことにはわかりません。試してみることにしました。

電源は落とします

 念のため、電源は落としておきます。電源の切り方は、「電源ボタン+ボリューム上下」いずれかを長押しです。

いざ水洗い!

初めはちょろちょろと洗っていましたが

 恐る恐る水をかけてみます。以前、防水をうたう某端末を水洗いして、壊れたことがあるので、ちょっと怖い。

途中から豪快に水をかけています。あまり水流が強くならないように注意!

 ちょろちょろかけていても汚れが落ちないので、豪快にいきます。なお、防水性能の等級の表示というのは「真水」に対する表記になりますので、お湯だと危険かもしれません。石鹸や洗剤を使うのも避けたほうがいいでしょう。パッキンの劣化を招く可能性があります。とは言え、冬の冷たい水では洗浄力が心許ないので、35度のぬるま湯で試してみました。

新品のようです

 新品の輝きに戻りました。やはり水洗いすると気分がいいですよね。

写真がぶれていてすみません

 慌てて撮ったので、写真がブレブレですみません。問題なく電源も入り、タッチパネルやスピーカー、カメラやセンサー類など、特に不具合はありません。また、この記事の水洗いから今日で5日ほど経ちますが、特に問題は起きていません。

あくまでも自己責任で!

 注意点や、気づいた点をまとめてみます。おそらく、よほど強い水流を当てたり、長時間水に浸したりしない限りは、壊れることはないと思いますが、水没での故障に対しては保証がなく、万一水洗いが原因で壊れてしまうと、高額な修理料金がかかる点は注意。アップルも推奨はしていませんし、編集部としても奨めるものではないので、水洗いしてみるときは、あくまでも自己責任で実行してください。

 今回は、電源を落とし、8面から弱めの水流で満遍なく洗ってみました。スピーカーや通話用マイク、集音用マイク、Lightningポート、SIMスロットのあたりにも水を当て、特に不具合が起きていないので、iPhone Xは高い防水性能を持っていると評価できそうです。少なくとも、雨が多少かかるくらいのことでは心配しなくていいでしょう。飲み物をこぼしてしまった場合でも、適切に処置すれば、即故障することは考えにくいです。

 ただし本記事では、万が一、内部や端子に水が入り込んでいることも想定し、電源を入れる前にできる限り水分を拭き取り、スピーカーや端子部の水分は軽く叩いて出すようにしました(わざわざドライヤーで乾かしたりはしていません)。また、水洗いから半日程度は、充電することも避けています。端子内に水が残っている状態で充電ケーブルを接続すると、予期しない電流が流れる可能性があるためです。

 本記事では実験の意味もあって試しており、実際にiPhone Xの防水性能が確認できましたが、故意な水洗いは避けたほうがいいでしょう。また、万が一濡れた際はよく水気を拭き取り、完全に乾いたと思われるまで充電を避けることをおすすめします。


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