4K映像変換も爆速!4K-UHD液晶搭載ノートPC「DAIV-NG7500シリーズ」の実力をチェック

文●平澤寿康 編集●ジサトラ ハッチ

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 DAIVシリーズは、プロのクリエイターやエンジニア向けとして展開しているシリーズだけあって、性能の高さが魅力となっている。今回取り上げるDAIV-NG7500シリーズも、ノートPCではあるが、DAIVシリーズということで、当然性能面は非常に充実している。

 まず搭載CPUは、ウルトラブックなどに搭載されている、TDPが15Wのintel CoreプロセッサUシリーズではなく、TDPが45WのCoreプロセッサHシリーズを採用。第7世代Coreプロセッサとなる「Core i7-7700HQ」を採用しており、4コア8スレッド処理に対応。動作クロックも標準2.8GHz、ターボ・ブースト時3.8GHzとなっており、Uシリーズよりも圧倒的に優れた処理能力を発揮する。

 また、プロのクリエイター向けPCでは、優れた描画能力も不可欠だが、DAIV-NG7500には標準でNVIDIAのGeForce GTX 1070が搭載されており、描画能力も申し分ない。ビデオメモリーも8GBと豊富なので、4K(3840×2160ドット)グラフィックスやVRにも余裕で対応する。

 PCの快適な利用には、CPUやGPUの性能だけでなく、メインメモリーの容量も見逃せない。それがプロ向けのPCとなると、さらに重要な要素となる。DAIV-NG7500では、メインメモリー用のSO-DIMMスロットを2スロット用意。そして、カスタマイズによって16GBのDIMMを2枚装着することで、最大32GBのメモリーを搭載可能となっている。作業や使用する動画編集ソフトにもよるが、メモリーは多い方が動作が快適になる。4K高解像度映像などを編集する場合は、最低でも16GB、サクサク快適に使いたいならカスタマイズで32GB以上を選んでおくと安心だ。

 同様に、内蔵ストレージも自由にカスタマイズできる。DAIV-NG7500では、M.2仕様のSSDに加えて、2.5インチサイズのSSDまたはHDDの同時搭載が可能となっている。M.2 SSDとしては、SATA SSDに加えて、より高速なNVMe PCIe SSDも選択可能で、容量は128GBから1TBまで豊富に用意。

システムドライブはSATA3接続の256GB SSDから、NVMe対応の1TB SSDまでかなりのラインアップが選択できる。データドライブとして選択可能なHDDも、SSDに変えて高速なSSDを2つ登載することも可能だ

 また、2.5インチドライブでは、SSDは容量120GBから960GBまで、HDDは容量1TBまたは2TBのものを選択可能。今回お借りした「DAIV-NG7500E1-SH2」は、システムドライブが256GBで、別途1TB HDDを備えているが、大容量の高解像度動画や写真を扱う人なら、システムドライブが512GBのNVMe PCIe SSDだと高速かつ容量にも余裕が生まれるので、予算に余裕があるなら512GBを選ぶのもいいだろう。

4K表示対応の17.3インチ液晶ディスプレーを搭載

 クリエイター向けPCでは、性能はもちろん、表示環境も重要な要素。その点もDAIV-NG7500なら抜かりはなく、標準で3840×2160ドット表示対応の、4K表示対応液晶ディスプレーを搭載している。フルHDの4倍の表示領域のため、一度に大量の情報を表示でき、快適な作業環境を確保できる。

 また、表示品質も申し分ない。視野角は水平、垂直ともに178度と広く、多少視点が動いても発色や色合いが変化することはない。また、ノートPCとしては大型のディスプレーだが、中央付近から周辺部まで、均一の発色や明るさを実現。パネル表面はノングレア処理となっているので、外光の映り込みもほとんど気にならず、輝度も400カンデラと非常に明るいため、細かな作業も非常に快適だ。

 そして、もうひとつ見逃せないのが、3系統の映像出力端子を備える点だ。1つはHDMI 2.0、残り2つはMini Display Portとなっており、全てのポートから4K出力をサポート。つまり、本体搭載の4Kディスプレーに、外部4Kディスプレーを3台用意することで、4K×4のマルチディスプレー環境を構築できる。4K解像度の場合、1画面に表示できる情報量は多く、縮小表示しなくて済むことも増えるのも◎。また、マルチディスプレーで複数の画面を同時に表示することで、画面の切り替えが少なく済み、生産性の向上にもつながる。これも、プロのクリエイターにとって大きな魅力だが、こういった部分も抜かりなくしっかり押さえている点はさすがだ。