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ワークスタイル変革/先進技術/顔認証/おもてなしの4ゾーン「NEC 最新ICTソリューションフェア 2017」

来月開催のNEC最新ソリューション展示、ひと足先に内容をチェック

2017年11月21日 07時00分更新

文● 大河原克行 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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顔認証ゾーン:世界トップ評価の顔認証技術をさまざまなシーンへ展開

 顔認証ゾーンでは、米国政府機関主催のコンテストで「世界No.1のスピードと精度」が認められたNECの顔認証技術を用いた各種ソリューションを展示している。

 オフィス設置した「MultiWriter8300」プリンタにネットワークカメラを組み合わせ、顔認証で印刷を管理する「手ぶら印刷で情報漏えい対策 顔認証印刷ソリューション」や、リアルタイムでの見守りや入退室管理などを可能にする「顔認証システム導入セット」、監視カメラの映像管理や解析を行う「ビデオマネジメントシステム導入セット」が展示されていた。

 顔認証システム導入セットは、事前に顔情報を登録しておくことで、介護施設において、施設利用者が勝手に外出しないように検知したり、小売店において優良顧客を検知することで店員が特別対応を行ったりといった用途を提案。もちろん防犯対策にも利用できるという。

プリンタに顔認証をプラスした「手ぶら印刷で情報漏えい対策 顔認証印刷ソリューション」、顔認証システム導入セット

おもてなしゾーン:情報をスマホにダウンロードできる情報スタンド

 おもてなしゾーンは、デジタルサイネージの活用提案が中心となっていた。

 たとえば、デジタルサイネージ「AdWindow」と顔認証システムと組み合わせ、顔認証から性別や年齢などを判断し、サイネージを見ている人に最適な広告を表示。それらに関するデータを取得する「ターゲット広告サイネージ」や、自治体や企業などで在席確認を行ったり、緊急時に災害情報などを表示でき、業種別に最適な提案が可能な「AdWindow Select SX」、狭額縁の55型ディスプレイを4面組み合わせ、サイネージプレーヤーを利用した4K表示再生をデモストレーションした。

属性などもデータ化するターゲット広告サイネージ、「AdWindow Select SX」を利用した在席確認システム

 おもてなしゾーンでは特に、デジタル情報スタンド「PONTANA」の展示に力を注いでいた。PONTANAは、ディスプレイに表示している情報を、簡単な操作でユーザーが所有しているスマホやタブレットにダウンロードすることができ、観光業や流通業、自治体、大学など、これまでチラシなどの印刷配布物が多かった業界で、既存の印刷物をそのままデジタル化して“配布”できる利点がある。また、動画コンテンツも配布することができるため、ユーザーがその場を離れた後も、より効果的な情報を閲覧させることができると説明している。

 「印刷物では文字が小さくて見えないというシニア層にも、スマホに情報を配信することで、自由に拡大して見ることができるようになる」(NEC)

デジタル情報スタンド「PONTANA」で情報をスマホにダウンロードしている様子

 このように、4つのゾーンに分かれた展示はいずれも、NECの独自技術や製品を活用したソリューションが目白押しとなっている。すでに実績のあるソリューションも少なくない。そして、デジタル変革や働き方改革を推進したいと考えている企業にとっても、ヒントになるソリューションが多く、12月のソリューションフェアは、それを体験する良い機会になるだろう。

 NEC 最新ICTソリューションフェア 2017は、12月11日(月)の10~17時までNEC本社ビルで開催される。主催はNEC パートナーズプラットフォーム事業部。入場は無料(下記サイトより要事前予約)となっている。

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