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装着感と軽さがとてもいい2万円台完全ワイヤレスイヤフォン

2017年11月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 Jaybird「RUN」は、防水・防汗性能を持つスポーツタイプのトゥルーワイヤレスイヤフォン。美点は、一般的なトゥルーワイヤレス機に比べ、連続再生4時間とバッテリー性能が高いこと。そして重く大きくなりがちなスポーツモデルの中にあって、小さく軽くまとまっていることだ。

 トゥルーワイヤレスのスポーツモデルとしては、BOSEやJabraの製品が知られているが、そうした老舗ブランドを向こうに回しても魅力的なのは、小ぶりなハウジングから来る軽快さにあった。

老舗のライバルモデルが3万円前後で価格を設定しているのに対し、税込2万5407円と2割ほど安い

パッテリー内蔵充電ケース付き

スポーツモデルの軽さは正義

 Jaybirdは2006年設立のイヤフォンメーカーで、スポーツ用途に特化したワイヤレスモデルをリリースしてきた。昨年Logitech(ロジクール)に買収されて以降も、Logitech傘下のブランドとして、以前と同じコンセプトで製品開発を続けている。

 その最新製品たる「RUN」は、ヘッドセット機能も持つ密閉カナル型。スポーツモデルに必要な装着安定性は、小型のウイングチップタイプのスタビライザーと、耳の形に沿うよう成形されたハウジングで確保している。同じスポーツモデルでも、スタビライザーと一体成型されたイヤーチップで全体を支える、BOSEの「SoundSport Free wireless headphones」とは対照的な構造だ。

 本体のマスを耳の外側に追い出し、耳にぶら下がる格好のBOSEに対し、ハウジングが耳に接する前提で重心を内側に寄せているのがポイント。しかも本体が軽く、右8g、左7.5g。これはBOSEの右9.1g、左8.8gに対して1割ほど軽い(いずれもスタビライザー/イヤーチップ付きの実測値)。

 そのため上下動や首を振るような動きに対して、イヤフォンが大きく振られることがない。軽くコンパクトにまとめたことが、スポーツモデルの要件である装着安定性を高めることにも効いているのだ。

 イヤーチップは丸型と楕円型がそれぞれ2サイズ、スタビライザーは4サイズが付属する。フィッティングには個人差があるという前提で申し上げると、私の場合、今まで試したスポーツタイプのイヤフォンの中では、この製品のフィット感が一番良かった。

イヤーチップとスタビライザーは別々に交換できる。スタビライザーはハウジングをカバーする構造で、耳に接触する部分はすべてシリコンで覆われる

付属品は充電ケース、ケース充電用USBケーブル、ポーチ。そしてスタビライザーとイヤーチップ

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