目線をもらうことで猫との出会った感がアップ!
これなんかなんてことない写真だけど、上から撮ったことで「お。見つかったけど、慌てなくていいかな」って顔になってる。人と猫が不意に出会った感が出るわけだ。
こちらのミケ系猫との出会いは「なんか、くれるの? 遊んでくれるの? もうちょっと近寄っていい?」って顔で近づいてきた感がいい。
ちなみに、こちらは座ってるのでたいして上から撮ってるわけじゃないのだが、その分、猫と遊ぼうとしゃがんだ目の高さだ。
ひとつだけ、人間目線でなおかつ目が合ってなくてもOKなシーンは睡眠。寝てるときは目線が来てなくてもOK、というか寝てるんだから当たり前なんだけど、寝てる姿をそっと上から撮ると見守ってる感が出るのでそれはそれでほんのりしてよいのである。
こちらは階段ごしに撮ってそっと見守ってる感を強めに出してみた。
猫目線で撮ると、猫と猫の邂逅的な感じになったり、猫の普段の姿を猫にまじって捉える感じになったり、あるいは猫が見てる視界を写真で体験するという面白さがある。人間目線ではない面白さだ。
逆に人間目線だと、人と猫の関わり合いが生じる。それはそれで楽しいのである。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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