クリエイターによる実現場に即したPCベンチが興味深い

リード1万超えの超速VROC対応PCの展示もあった「CGWORLD2017」

文●ジサトラ ハッチ

提供: マウスコンピューター

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 マウスコンピューターブースでは、そのほかにもsRGB95%をカバーした液晶を採用するDAIVブランドのノートPC)「DAIV-NG5720S1-SH2」(18万1600円や、Core i7-7700やGTX 1050(2GB)とそこそこ高性能ながら税別14万8400円とお買い得なデスクトップPC「DAIV-DGZ510E1-SH2」などクリエイター向けのPCを展示。特に海外からのお客様は、HDDを搭載するPCを使っている人も多く、ストレージの速度に高い関心を示していたという。

sRGB95%カバーする15.6インチ液晶を備える「DAIV-NG5720S1-SH2」(左)、「DAIV-DGZ510E1-SH2」(右)

隣のワコムブースでは、PCがすべてマウスコンピューターとなっていた

 マウスコンピューターは本イベント内にて、高性能PC(ハードウェア)がいかにCG制作などのソフトウェアに影響を与え、労働生産性の向上がなされるかを、CG映像の企画・制作を行なう「コロッサススタジオ」の澤田知明氏の検証結果を元に伝えるセッションを実施。

右がコロッサススタジオ SLRチームディレクター レンダリングスペシャリストの澤田知明氏。左が司会進行を務めたマウスコンピューター コーポレート営業 部長の金子覚氏

 実際の現場で使われているソフトウェアでの非常に興味深い検証結果となっていたので、スライドを中心にご紹介したい。なお、本評価結果はコロッサススタジオの仕様環境下における参考値となっているので、参考程度で考えて欲しい。

検証機材と詳細な仕様

 注目はやはりOptaneテクノロジーを採用した「Optane SSD 900P」(480GB)がいかに高速化といったところ。

 表は各パーツの一般的な表記ではなく、速度差がわかるように単位を合わせた数値。こうして並べると、普段あまり気にしないが、いかにメモリーやPCI Expressが速いかがわかる。ネットワークに関しては、ネットワークに投資しているデータセンターなど以外では10GBASE-Tではなく、1000BASE-Tと考えると、ネットワーク経由のデータ転送速度が速くないということが一目瞭然だ。