Galaxy Note8に内蔵される「Sペン」は、Note8の専用アクセサリーですが、ワコムの技術を使っているので、他社のペンでも使えるものもあります。
また、海外では純正の互換のペンも販売されています。過去にはモンブランのSペンという、高級な製品もありました。今年になってからは、ドイツのステッドラーとコラボしたSペンも販売されています。
書き心地はさすが文具メーカー製!
コラボ仕様のSペンを使うには「ひと手間」必要
ステッドラーと言えば、デザインや製図をやっている人にはおなじみ。そのステッドラーの鉛筆と同じデザインをしたSペン「Staedtler Noris Digital Samsung Pencil」はGalaxy Bookなどタブレット端末で絵を書く用途などに向いています。もちろんGalaxy Note8でも使うことができるのです。
このステッドラーのSペンは側面にボタンがありません。そのため、ボタンをダブルクリックしてエアコマンドを呼び出す、といった操作はできません。しかし、書き味にも優れたステッドラーの鉛筆と同じ形状をしているため、握り心地、そして画面上での書き心地は最高です。
さっそくGalaxy Note8で使ってみましょう。しかし、画面をタッチしても何も反応してくれません。そう、本体にSペンが内蔵されているためこのままでは動作しないのです。
Sペンを抜けばいいのですが、毎回それもめんどうですよね。設定画面で「高度な設定」→「Sペン」→「省電力モード」をOFFにすると、本体にSペンが入った状態でも別のSペンを使うことができます。
これでNote8でも鉛筆を使うように手書きできます。ライブメッセージで文字を書くときも、ステッドラーのSペンならより書きやすい気がします。
ちょうどいいペンケースをお探しなら
「Apple Pencil」向けをチェック
でも、ひとつだけ問題があります。鉛筆の長さがあるので、カバンの中に収納しにくいのです。文房具が好きな人は筆箱を持っているかもしれませんが、ふつうの人なら収納に困るはず。セカンドバッグなどにはペンホルダーがあるものもありますが、カバンに圧がかかるとSペンが折れてしまうかもしれません。
ネットで何かないかなと探してみたところ、いいものがありました。「Apple Pencil」用のケースです。そもそもApple Pencilは「ペンシル」の名前のとおり、鉛筆をそのままデジタルペンにしたもの。太さや長さは鉛筆とほぼ同じ。ということは、ステッドラーの鉛筆とサイズも近いはず。両者を並べてみると、確かにほぼ同じ長さです。
ということで、Apple Pencil用ケースにステッドラーのSペンを入れることができます。先日中国・深センに行ったところ、Apple Pencil用ケースもいろいろなものが売られていました。安いものから高級品まで好みのものが選べます。
日本では未発売ですが、韓国ならサムスンのお店「Samsung Digitalplaza」などで5000ウォン(約5000円)で販売されています。色は緑と黄色の2色。韓国旅行の予定があれば、立ち寄って買ってくるのもいいですね。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この連載の記事
-
第693回
スマホ
衛星スマホやクラウドノートPCなど、UNISOCチップ搭載の謎端末がアツイ! -
第692回
スマホ
ライカの有無で画質はどう違う? Xiaomi 13T Proの日本版とグローバル版の写真を比較 -
第691回
スマホ
「Hotpepper」なるメーカーのスマホをMWCで発見! アメリカで復活してた老舗中国メーカー -
第690回
スマホ
ファーウェイの最新縦折りスマホ「Pocket 2」は4カメラ搭載のエレガントなモデル -
第689回
スマホ
Meizuがスマホから撤退、AIデバイスメーカーへの転身を図る -
第688回
スマホ
ノートPCの外付けディスプレーになるタブレットが便利だった -
第687回
スマホ
Galaxy S24 Ultraの「かこって検索」、中国で「かこってバイドゥ」してみた -
第686回
スマホ
SmallRigのグリップでvivo「X100 Pro」の動画・写真撮影が自在になる -
第685回
スマホ
5Gスマホを無料でゲット! アメリカのT-Mobileでプリペイドスマホを購入 -
第684回
スマホ
約60万円の高級スマートウォッチ「VERTU METAWATCH H1」は日本語対応 -
第683回
スマホ
基本同じのOnePlusとOPPOの折りたたみスマホに違いはあるのか? - この連載の一覧へ