これから面白くなりそうなスマートスピーカーの世界
繰り返しになるが、スマートスピーカーの世界は“習うより慣れろ!”の世界だ。AIと言っても、個々の単語の理解はできても、構文解釈はまだまだ怪しい「かな漢字変換」の初期のイメージだ。
ましてマルチリンガル対応となるとその難しさは想像できる。なので、スマートスピーカーにとって一番大事なのは、実際にいろいろな面で使ってさまざまなエラーを出すことだろう。
角度を変えて聞いても、「すいません。お役に立てそうにありません。もっと頑張ります」を飽きるほど聞くことが、自分とサービスの両方が成長するための過程だろう。
またGoogle Home使用ユーザーに時折送られてくるメーリングニュースに記載されている情報もなかなか有効だ。
日本国内でもアマゾンのAI音声サービスである「Amazon Alexa」とスマートスピーカー「Amazon Echo」が発売された。
そして一番先にこの世界を開拓したアップルが、まずは英語圏で同社初のスマートスピーカーである「HomePad」(ホームパッド)を発売するというニュースも聞こえてきている。
筆者は現在、Google Homeを使用しているが、コンテンツ的には長い期間入っている「Amazon Prime」への依存度が大きいのが現実なので、心はAmazon echoに傾きかけており、すでに“招待制”の販売で購入しようと考えて申し込みも済ませている。
検索屋がはじめた「Google Home」、オンライン書店がはじめた「Amazon echo」、そしてリンゴ屋がはじめた「HomePod」。
AIテクノロジーの比較遊びをしたいなら話は別だが、個人ユーザーにとってもハードウェアコストはいずれも家庭内CFOの決済や稟議書が要るほど大きな金額ではなく、最終的な決定要素はコンテンツを含めた自分自身の総出費のアウトルック(予想)の判断がキーポイントだろう。
パスカルの「一本の葦」に遅れること約350年。2001年宇宙の旅の「HAL」に遅れること16年。直接コンシューマーユーザーには関係なさそうなIBMも「ワトソン」を担いでAIを超えた“考えるコンピュータ”であるコグニティブ・コンピューティングの世界を推し進めようとしている。
開発力はあっても、いつもなかなか認知度の上がらないIBM。一番最初に名乗りをあげたにも関わらずパッとしないアップル、そして世界で先行するアマゾンとAmazon echoを射程距離内に捉えだしたGoogle。2018年のAI関連とスマートスピーカーワールドはますます面白くなりそうだ^^;
今回の衝動買い
アイテム:
Google Home
価格:ビックカメラ AKIBAにて1万4000円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
この連載の記事
-
第780回
トピックス
好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い -
第779回
トピックス
レノボとAmazonベーシックのお勧め「ラップトップスタンド」を衝動買い -
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い -
第777回
トピックス
ゲオでレトロ感満載「FM付き レトロスピーカー」を衝動買い -
第776回
トピックス
発売日に電子メモ「Boogie Board(papery)」を予約衝動買い -
第775回
トピックス
ユーザー評価の高いJPRiDE「model i ANC」を手に入れた! -
第774回
トピックス
割り切りが素晴らしい3COINSの3300円スマートウォッチを衝動買い -
第773回
トピックス
Galaxy純正の遺失物トレースタグ「SmartTag2」を衝動買い -
第772回
トピックス
昭和レトロなプレーヤー復刻版「サウンドバーガー」を衝動買い -
第771回
トピックス
人生最後の腕時計「ロレックス エアキング」を衝動買い -
第770回
トピックス
実測37g! 折り紙式ポータブルマウス「OriMouse」を衝動買い - この連載の一覧へ