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腕時計としての完成度の高さに驚き

腕時計好きが選んだ「スカーゲン」ハイブリッドスマートウォッチ

2017年11月14日 10時30分更新

文● 石井和美 編集●飯島恵里子/ASCII

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スカーゲンのシグネチャー T-Bar、ローズゴールド。価格は3万240円。iPhoneならびにAndroidスマートフォンに対応

 「時間を知る」というだけなら、腕時計をしなくてもスマートフォンを見るだけで事足りますが、腕時計はファッションのひとつとして考えており、その日の服装やTPOに合わせてアクセサリー感覚でつけています。腕時計には目がなく、今でも毎年ひとつは限定品を中心に買っています。とはいえ、子育てにお金がかかる時期でもあるので高いものはムリ。今は5万円前後まで、と決めています。

 そんな調子で昔からずっと腕時計好きなのですが、仕事で外を飛び回るようになり、家にはいることがほとんどないような状況になってきてからというもの、巷で話題の「スマートウォッチ」に興味が湧いてきました。

 スマートウォッチは、スマートフォンと連携して利用します。スマートウォッチによってできることは変わりますが、主に着信やアプリの通知、歩数計測、消費カロリー計算、睡眠時間のトラッキングなどができます。

 個人的に注目しているのは、着信やアプリなどの通知です。会議中、取材中に緊急の連絡があっても、気がつかないで放置し、時間が経ってしまうことが多いからです。

 音を出したくない場所で便利なスマホのバイブレーションモードも、ちょっと困っています。ブー! ブー! と振動して机に響くので、話をしていても振動音が気になって集中できなかったり、会話がなんとなく遮られたような雰囲気になったりするから苦手なのです……。

 必要な電話やメール、LINEなどの通知だけを素早く、しかもさりげなくスマートに確認したいと思うようになり、気になり始めたのがスマートウォッチです。ただ、機能はもちろんですが、魅力的なデザインの腕時計があるのかという点が、腕時計好きとしては気になっていました。

一見、アナログ腕時計に見えるスマートウォッチがずらり

スマートウォッチといっても、欲しいのは「腕時計としてのデザインのよさ」

 つけてみたいなと思ったのは、スカーゲン。デンマークの腕時計ブランドで、北欧らしいミニマルでシンプルなスタイルが特徴です。腕時計のメーカーだけあって、カラーもデザインも豊富。なんと言っても気に入ったのは、どれも「スマートウォッチに見えない」ということ。日常でもさりげなく使えそうだったので、この中から選ぶことにしました。

 スカーゲンのスマートウォッチは、「ハイブリッドスマートウォッチ」と名付けられています。文字盤が液晶になっているものではなく、針があり、パッと見るとふつうの腕時計に見えます。アナログのクォーツ腕時計なのでこまめな充電は不要、コイン型CR2025電池を使用しています。電池が切れたら自分で交換できます。使い方にもよりますが、3ヵ月〜6ヵ月はもつとのこと。毎日のように充電しなくてもいいところも気に入りました。

秒針はありません

 中でも「かわいい!」と思ったのは、スカーゲンのシグネチャー T-Bar。価格は3万240円とお手頃だったので「ひょっとして安っぽいんじゃ……」と不安だったのですが、実物を見て、腕時計としての完成度の高さに驚かされました。

重さは59g。スマートウォッチの中ではこぶりで軽めです

 ケースのカラーバリエーションはローズゴールドとシルバーの2色で、選んだのはローズゴールド。肌なじみのよい、ピンクゴールドに近い色ですが、ピンクの色味は薄めで自然です。シンプルできちんとしたスーツにはもちろん、カジュアルなシャツなどにも合いそうなデザインです。ケースの直径は36mmしかなく、スマートウォッチとしては小ぶりなのもふだん使いの腕時計としてもぴったりです。

素材はステンレス。メッシュベルトで手にフィットする

三ツ折れタイプ中留

 メッシュベルトは、腕の曲線に合わせてなめらかにフィットし、つけ心地がよく、腕に違和感はありません。これなら長時間つけられそうだと感じました。

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