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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第34回

ちょっと画像をいじりたくなった時に最適

PDF上の画像をレタッチアプリで直接編集する方法

2017年11月17日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

提供: アドビ

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本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第34回は、PDF上の画像をレタッチアプリで直接編集してみる。

Acrobat DCなら画像を直接いじれる

 取引先に送ったり、プレゼンで利用するPDFファイルの資料を最終チェックしたとき、ちょっと画像をいじりたくなったらどうするだろうか。作成元のPowerPointやWordファイルを探し、元画像を探すか画像をローカルに保存してレタッチして、貼り付けてもう一度PDFに変換するだろうか? それでは手間がかかりすぎるだろう。そんな時、Acrobat DCなら、そのまま編集できる。

 画像の右クリックメニューから「画像を編集」をクリックすれば、第2ツールバーと設定パネルが現れる。「オブジェクト」のボタンで、画像を左右に回転させたり、上下反転や左右反転、トリミングなどが行なえる。

画像を選択した状態で、右クリックし、「画像を編集」を選ぶ

画像編集の操作パネルが開くので、「トリミング」をクリック。被写体を大きく表示させてみよう

トリミングしたいエリアを選択する

トリミングした画像を拡大してみた

画像を回転させたり、反転させることも可能

 画像のレタッチ以外には、オブジェクトの並び順や配置を変えることもできる。たとえば、テキストと画像がある場合、並んでいればいいが、重ねるとどちらかが下になってしまう。もし画像が上になって文字が読めない場合は、画像の右クリックメニューから「背面へ」を選択すればいい。また、複数のオブジェクトを表示する場合、きちんと並べると見栄えがいいが、こちらも右クリックメニューから簡単に下端や上端、中央に整列させられる。マウスで微調整する必要がないので覚えておきたい。

テキストと画像をわざと重ねてみたところ。文字が読めなくなっているのがわかる

画像を背面に移動させると、テキストが読めるようになる

 もっと本格的なレタッチを行なうなら、画像を選択した状態で、その下にある「編集に使用するツール」をクリックしよう。「Microsoftペイント」に加えて、PCにインストールされている画像編集アプリが表示されるはずだ。たとえば、メニューからAdobe Photoshopを選択すると、自動的に画像が読み込まれた状態で起動する。

「編集に使用するツール」から「Adobe Photoshop」をクリックする

画像の内容によっては警告が表示されることもあるが「はい」をクリックする

Adobe Photoshopが起動する

画像が読み込まれた状態で編集画面が表示された

レタッチしたら上書き保存する

リアルタイムにAcrobat DCの画像も変更される

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