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最大56コア/112スレッド、レノボの怪物ワークステーション

2017年11月08日 22時30分更新

文● ラッキー橋本/ASCII

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 レノボ・ジャパンは11日8日、法人向けウルトラハイエンド・ワークステーション「ThinkStation P920」の説明会を実施した。

 28コアCPUのXeon Platinum 8180を搭載できる上、デュアルソケットで最大56コア/112スレッドを実現可能なワークステーション。メモリーは16スロット揃えて最大2TBまで増やせるほか、M.2 SSDをマザーボード上に直接接続してデータ転送の速度低下を防げる。

 グラフィックスは、GPUとGPUを直接接続できるNVLink構成が可能。Quadro GP100を2基搭載できる。現在、Xeonスケーラブルプラットフォーム”Purley”でQuadro GP100を公式にサポートし、NVLinkができる唯一のワークステーションだと同社はうたっている。

 またストレージやCPUはもちろん、マザーボード、ファン、電源ユニットなどは簡単に取り外しが可能で、交換や点検が容易だという。

SPECviewperf 12.1による前モデルとの性能比較

 性能は前モデルである「P910」「P900」と比較すると、3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「SPECviewperf 12.1」において40%以上向上しているという。

 またOSが起動しなくとも電源が動いて入ればスマホアプリからシステム診断が可能。前モデルのP910ではAndroidアプリでしか提供していなかったが、新たにiOSアプリもリリースした。

 アプリを使うとスマホに搭載されているフラッシュが作動、USBポート横の光電センサーにフラッシュを当てると、P920がオーディオトーンを返す。

 スマホでオーディオトーンを受けると電源やストレージ、システムなど10種類のカテゴリーから問題ヵ所を特定し、重要度を3段階で表示する。さらに問題による影響や解決方法なども提示してくれる。これにより迅速にワークステーションの復旧ができるとしている。

 冷却には独自の「Tri-Channelクーリング」で、3本の直線的なエアフローを実現。外装パーツによって上・中・下段にエアフローをわけることで、パーツごとに暖気を効率よく排気できるとしている。また、吸気口と排気口には通常の穴よりも勢いよく空気を流せるというハニカム構造を採用している。

レノボ・ジャパン事業本部長 ワークステーション製品事業本部の林 淳二氏

 レノボ・ジャパン事業本部長 ワークステーション製品事業本部の林 淳二氏は「ワークステーションの市場規模は一般的なPCと比べると小さいながらも年々拡大しています。しかし他社と比べるとレノボは数%のシェアしかなく会社として問題視していました。ニッチな領域ではあるがモノづくりをする人が道具として利用するものなのでこだわって作り、少しでも生産性を向上させたいニーズに応えます」と述べた。

 続けて「先日、世界最小のワークステーションThinkStation P320 Tinyを発表しましたが、これはデスクトップ市場においてレノボのワークステーション製品を広げていきたいという意気込みがあり、今回のThinkStation P920を出すことで市場でのポジションを上げて、一石を投じていきたいと思います」と語った。

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