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譲りたい人と譲って欲しい人をLINEを使ってマッチング

大日本印刷とLINE、銀座線内で妊婦と乗客の善意をつなぐ実証実験を実施

2017年11月07日 16時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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「アンドハンド」プロジェクト

 大日本印刷とLINE、東京地下鉄(東京メトロ)は11月6日、共同で銀座線内で妊婦の方と乗客の善意をつなぐ「アンドハンド」プロジェクトの実証実験を行なうと発表した。

 アンドハンド(&HAND)は、「やさしさから やさしさが生まれる 社会」の実現を目指した構想で、コミュニケーションアプリなどを活用して身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、手助けをしたい人をマッチングし、具体的な行動を後押ししていくもの。取り組みのひとつとして、日頃スマホを見ていて妊婦の存在に気づかない乗客に対してメッセージを送信し、立っているのがつらい妊婦の方と、席をゆずりたいと考える乗客をマッチングする。

 実験の趣旨に賛同する乗客の人は&HANDのLINEアカウントで「友だち登録」してサポーターに登録。実験車両では、妊婦の人が「座席に座りたい」というメッセージを&HANDアカウント宛に送信すると、周囲にいるサポーターにメッセージが届く。席を譲りたい人は&HANDアカウント座席の位置などを伝えると妊婦の人に届くというしくみ。

 実証実験は東京メトロ銀座線にて12月11日~15日。1日のうち8便が指定列車とし、最後尾車両で実施する予定。LINEアカウント&HANDは11月下旬以降に開設予定。

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