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こんなのアリ!? 東京モーターショーの次世代コンセプトカーが衝撃的すぎる件

2017年11月01日 14時00分更新

文● 山本晋也 ●編集/ASCII編集部

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トヨタ


クラウン コンセプト

 2018年8月に市販されるという次期クラウンのプロトタイプを世界初公開。エンジンなどの詳細は発表されていませんが、プラットフォームはドイツ・ニュルブルクリンクで鍛えたTNGAを採用することは公表されています。通信機器を標準装備することで「使えるコネクティッドカー」として利便性を高め、またビッグデータの活用も考えているという、新しい乗用車を示すモデルとなりそうです。


コンセプト愛i

 AIにより、人(ドライバー)を理解することを研究開発しているトヨタが、そうしたテクノロジーショーケースとして生み出したコンセプトカー。すでに2017年のCESで発表されている通り、AIにより新しい時代の「愛車」となることを目指しています。インテリアでは3Dヘッドアップディスプレーによる直感的な表現が新提案、AIによるエージェントとのコミュニケーションを自然にとることができるよう工夫されています。


コンセプト愛iライド

 車イスのユーザーでも乗りやすいよう、ガルウイングドアを採用した電動コミューターのコンセプトカーを世界初公開しています。シートにビルトインされたジョイスティックにより操作が可能となっているのがユニークなポイントで、ドライビングのユニバーサルデザインを提案するものです。ボディーサイズは軽自動車よりもコンパクト、新しいカテゴリーのモビリティとしての提案となっています。


新型センチュリー(プロトタイプ)

 2018年に発売される予定の、日本の高級車「センチュリー」が先行公開されています。先代モデルではV12エンジンを積んでいましたが、新型はV8ハイブリッドと現代的なものへとアップデートされました。スタイリングはしっかりとセンチュリーの伝統を受け継いだもので、まさに伝統工芸と呼びたくなる雰囲気を持っています。後席にカーテンが備わっているというリアリティある仕様がステージ上で回転していました。


ファインコンフォート ライド

 後席スライドドアの燃料電池コンセプトカーを世界初公開。燃料電池テクノロジーの進化により一充填での航続可能距離は1000kmを実現しています。スタイリングは、プレミアムサルーンの新しいカタチを示すもので、6名乗車ながら全高を1650mmに抑えるなどミニバンとは一線を画すシルエットを提案しています。キャビンの主役は2列目、多彩なシートアレンジにより移動する部屋としても活用できる一台です。


SORA

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは100台以上が活用されるという燃料電池バスのコンセプトモデル「SORA」も、世界初公開されました。燃料電池ユニット、駆動モーターなどは乗用車用を2機がけしたもので、電動モーターならではのスムースな走りをさらに高める新制御を採用。また、8個のカメラをボディーにセットすることでバス周辺監視機能(日本初)を搭載しています。


GR HVスポーツコンセプト

 WEC(世界耐久選手権)にてライバルとしのぎを削るレーシングハイブリッド技術を搭載したスポーツクーペのコンセプト。車体ベースは86となっていますが、パワートレインなどは別物です。また、マニュアルとオートマを切り替えられる機構を備えているというのはユニークなポイント。スープラなどトヨタのスポーツカーでは定番といえるエアロトップ仕様となっているのは86のバリエーション追加を期待させます。


Tjクルーザー

 バンとSUVをクロスオーバーさせることで、全長4300mmながら3m以上の長尺物を搭載可能なパッケージを実現した、レジャービークルの新提案コンセプト。後席スライドドアは荷物の積み降ろしやすさを求めたもので、ミニバンではありません。そのため、乗車定員は4名となっています。パワートレインは2.0リッター級ハイブリッドを想定、FFと4WDの駆動方式を用意するというのが気になるところです。

トヨタ車体


ワンダー・カプセル・コンセプト

 コンビニなどの配送で見かける「コムス」など小型モビリティに一日の長があるトヨタ車体が提案する、2名乗車の超小型モビリティのコンセプトモデル。観音開きのドアは前側が乗員用、後ろ側は荷物用として、利便性を考えている。主にカーシェアリングで使われることを想定した電気自動車ですからエンジンは積んでいません。スクエア形状のフロント部分はラゲッジスペースとなっています。


LCVコンセプト

 ハイエースやアルファードなどを生産しているトヨタ車体のコンセプトカーは、配送用モビリティなどに使われるLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)の未来像を示すもの。小口配送を前提とした展示車両は、1名乗車で助手席部分も荷物スペースとして活用。前後スライドドアとすることで、荷物の積み降ろしや配送時の動線などを配慮しています。大きく見えますが全長は4700mm、ほぼ小型車サイズです。

フォルクスワーゲン


I.D. BUZZ

 2020年に、新しい電気自動車「I.D.」シリーズを導入する予定のフォルクスワーゲン。そのシンボルとして期待されているのが、同社の歴史を感じさせる、このコンセプトカーです。スタイリングモチーフは懐かしいフォルクスワーゲン・タイプ2(ワーゲンバス)ですが、駆動モーターは、合計275kWとパワフル。それでいて、床下にリチウムイオンバッテリーを搭載することにより、600kmの航続可能距離が期待できるのです。

ヤマハ


クロスハブコンセプト

 ついにヤマハが本格的な自動車を展示しました。このコンセプトカーは、アクティブライフを充実させるためのピックアップトラックですが、全長4480mm、全幅1980mmと立派なボディサイズとなっています。4名乗車のキャビンを与えながら、レイアウトを工夫することで荷台には2台のオートバイを搭載可能というのが、あくまでもバイクライフを前提としているヤマハらしいところです。


MWC-4

 ヤマハが市販モデルで展開しているLMW(リーニング・マルチ・ホイール)技術を活用した、コンセプトカーは前後にLMWを採用した4輪車となっています。そのコンセプトは“ハーフサイズモビリティ”、あくまでも二輪車の発想から生まれたモビリティです。パワートレインは、水冷モーターの2機がけ+発電用エンジンのハイブリッド仕様。スタイリングにはヤマハのルーツでもある楽器も表現されています。

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