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上野優華の“e☆音”探し〜イヤホン・へッドホン〜 第3回

秋を走れ!上野優華と選ぶ、Bluetoothスポーツイヤホン (2/5)

2017年11月03日 17時00分更新

文● ASCII

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スポーツタイプの注目機種6製品

 Bluetoothイヤホンの開発で定評のある国内・海外メーカーおよび売れ筋商品を中心に6機種を選定しました。価格的には1万円半ばを上限に、スポーツタイプに絞っています。ただ1機種だけここから外れる機種があります。TaoTronicsの「TT-BH07」です。スポーツタイプではありませんが、Bluetoothイヤホンでは圧倒的に人気があり、かつ実売3000円を切るコスパの高さでも支持されています。ピンクのカラバリも用意されており、防滴仕様ではありませんが、ウォーキングなどをしながら、ファッショナブルに音楽を聴く用途では適していると思います。

  • Aftershokz「TREKZ Titanium」(ピンク)(実売:1万6880円)
  • ソニー「NW-WS623」(ブルー)(実売:1万4490円)
  • TaoTronics「TT-BH07」(ブラック)(実売:2999円)
  • デノン「AH-C160W」(ブルー)(実売:1万1738円)
  • パイオニア「SE-E7BT」(イエロー)(実売:9150円)
  • Plantronics「BackBeat Fit New」(ピンク:Fit Fuchsia)(実売:1万2231円)

実売価格は取材時点でのe☆イヤホン販売価格に基づいており、変動する可能性があります。

 音楽の再生には、プレーヤーも必要となります。低価格かつ軽量でありながら、ハイレゾ再生にも対応したSHANLINGの「M1」(ホワイト、実売:1万4800円)などはいかがでしょうか?

 なおIP、IPXなどは防滴・防水性能を示す基準で、細かい説明は省きますが、基本的には数値が大きい方が高性能となります。二桁の場合は前が防水性、後ろが防塵性の基準となります。

TREKZ Titanium

 TREKZ Titaniumは骨伝導タイプのBluetoothスポーツイヤホン。高音質なイヤホンというと遮音性が高く音楽に集中できる密閉型(耳栓型)が主流ですが、屋外でのスポーツを中心に考えると必ずしも最適とは言えません。理由は周囲の音が聞き取れず、車や歩行者に気付かないといった危険があるためです。そのため、密閉型でもイヤーピースの一部を切り抜いて周囲の音が聞こえるようにしている機種も存在します。

 そこで注目したいのが骨伝導方式。一般的なイヤホンとは異なり、耳をふさがずに音楽を聴けるため、安心感を持ってスポーツに集中できます。実際に装着してみると、新しい感覚が味わえます。骨伝導方式は雑踏などでも音を感じることができます。音質面では一歩譲りますが、技術の改良で一般的なヘッドホンに遜色ない製品も登場しています。TREKZ Titaniumも「PremiumPitch+」技術によって、広いダイナミックレンジと充実した低音の再生が可能です。「LeakSlayer」という音漏れに配慮する技術も取り入れました。

 IP55相当の防汗性能に加え、柔軟性の高いヘッドバンドを採用。通話時にデュアルマイクで周囲の騒音をノイズキャンセリングしたり、音声ガイダンスなども装備。本体は約36gで、約6時間の連続再生ができます。充電時間は約1.5時間。スタンバイ時は約10日間バッテリーが持ちます。

上野優華さんから:

「まず、骨伝導というシステム自体が素晴らしいなと思います! イヤホンは自分の世界に浸れるのも魅力ですが、ちゃんと安全も考えているのは素晴らしいシステムだなと。ランニングする際には、自動車や歩行者に注意しないといけないですよね。周囲の音が聞こえるのに、ちゃんと音楽も鳴っていて、自分のために演奏してくれているなって感じます。(ちょっと先の未来から来た人みたいとスタッフがコメント)えっ!? 前から見た感じが格好いいです。耳に入っていないので、最初は落ちてしまうんじゃないかと心配しましたが、挟む感じで、安定しています。ダンスの練習用にも全然いけます!」

NW-WS623

 NW-WS620シリーズは、プレーヤー機能を内蔵したヘッドホンです。内蔵メモリーに保存した音源を単体でも再生して楽しめますが、Bluetooth通信にも対応するためスマートフォンなどとの連携も可能です。内蔵メモリーは4GBと16GBのモデルがあり、WS623は4GBのモデルとなります。価格も抑えられて、初めてのスポーツ向けイヤホンとしてもおすすめです。

 IPX5/8相当の防水性能に加えて、海水(塩水)対応やJIS防塵保護等級IP6Xを実現しており、雨中のランニングや水深2mまでのプールでのスイミングでも利用できます。水泳用イヤピースなども用意しており、防水性能の高さではトップクラスの製品と言えるでしょう。

 左右のハウジング部にマイクを内蔵しており、環境音を取り込むことができます。車道の近くをランニングする際や会話が必要な際に便利に使えます。約12時間のスタミナ再生に加え、約3分で約60分再生のクイック充電機能も持つため、ジョギングに出かける前の簡単な準備の時間で十分な時間の再生ができます。耳かけタイプで少し大きく感じますが、装着感に優れており、プレーヤー内蔵でも本体が約32gと軽い点もメリットになります。

上野優華さんから:

「泳ぐという理由があるからかもしれないですが、装着感がしっかりしていてズレもない感じですね! これでプレイヤー付きっていうのがスゴイですね。実際に装着して音楽を鳴らすと、周りの音は、全然聞こえないです!!(つかながらなので声が大きい) 悪口を言われても全然分かりません(笑)。遮音性は一番高い機種ですね。(アンビエントマイクで外音を取り込める機能を説明されて)モードというボタンで、切り替えるんですね。すご~い!! デザインもかわいいです。カラフルな機種が多いですが、特に色は一番好きかもしれないです。イヤホンのカラバリというと、一部分だけでケーブルなどは一緒という場合も多いと思いますが、全面に色があるというのもおしゃれですね」

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