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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第532回

寒くなったら布団の中や車の中の猫に注意!

2017年10月30日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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もっこりした膨らみを見かけたら猫バンバン

 毛布だと、中に何か入ってたらもっこり膨らむのですぐわかる。

 危険なのは、さらに分厚くて凹凸を吸収しやすい羽毛布団の中にいるとき。外からだとほとんどわからない。ちょっとした膨らみがあってもそれが猫によるものなのか、脱ぎ捨てた服によるものなのかもわからない。

 これ、疲れて帰宅したときなんかヤバい。

 「ああ、疲れたーー」とベッドに倒れ込もむと、下から「ふぎゃ」って声がして猫が慌てて飛び出てきたりするのだ。たまにやっちゃう。

 だから家庭内「猫バンバンプロジェクト」が必要なのだ。

 強く叩いて布団から追い出す必要はないけど、いるかどうかの確認は必須。

 ここがあやしい、と慎重に布団をめくると、端っこから足がはみ出てたりするのである。

布団をめくったら毛布からはみ出た足としっぽを発見。頭隠して足隠さず。暗いのでISO感度を上げて、手ブレ補正に頼って撮影(2016年12月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

布団をめくったら毛布からはみ出た足としっぽを発見。頭隠して足隠さず。暗いのでISO感度を上げて、手ブレ補正に頼って撮影(2016年12月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 こんもりしてる気がする、布団の一部がめくれててどうもそこから潜り込んだ形跡がある、と布団をめくってみると中で寝てたりするのである。

布団をめくったら中で熟睡してたうちの「大五郎」。左手で布団を持ち上げつつ右手で撮影(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

布団をめくったら中で熟睡してたうちの「大五郎」。左手で布団を持ち上げつつ右手で撮影(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 だがしかし、ベッドの上だからといっていつも布団や毛布があるとは限らない。

 先日、久しぶりに晴れたので布団を干し、シーツも洗濯してベッドが丸裸になった。

 残るはマットレスと、その上に置いたベッドパッドのみ。

 でも、猫としては寒いので潜り込みたい。

 で、こんなことになりました。

 このめちゃ怪しい明らかに不自然な盛り上がり。

ベッドパッドに極めて不自然な折り目を発見したので思わず撮ってしまった(2017年10月 富士フイルム X-T2)

ベッドパッドに極めて不自然な折り目を発見したので思わず撮ってしまった(2017年10月 富士フイルム X-T2)

 あまりに怪しいのでカメラを持ってそっと近寄って覗き込んで見たのがこちら。見事、猫トンネルができてたのである。

案の定、猫トンネルの奥に猫を発見。うまく入り込めはしたけど、入口がぽかっと開いているので落ち着かない様子(2017年10月 富士フイルム X-T2)

案の定、猫トンネルの奥に猫を発見。うまく入り込めはしたけど、入口がぽかっと開いているので落ち着かない様子(2017年10月 富士フイルム X-T2)

 トンネルの中はとても暖かそうでなによりでした。

猫トンネルに腕とカメラを入れてアップで。目の中にわたしが映り込んでおります(2017年10月 富士フイルム X-T2)

猫トンネルに腕とカメラを入れてアップで。目の中にわたしが映り込んでおります(2017年10月 富士フイルム X-T2)

 というわけで飼い主のみなさまも、飼われているねこさまもご注意を。猫バンバン。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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