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廃墟感や昭和の雰囲気も味わえる!中庭もアリ

元診療所を改装したブルーボトルコーヒーの異色店舗が三軒茶屋にオープン

2017年10月27日 10時30分更新

文● 吉田ヒロ

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ブルーボトルコーヒーの三軒茶屋カフェは10月27日にオープンしました。営業時間は8時~19時です

 ブルーボトルコーヒージャパンは10月27日、東京・三軒茶屋に国内7店舗目となるカフェをオープンしました。営業時間は8時~19時。

 場所は東急田園都市線・世田谷線の三軒茶屋駅から徒歩5分程度。


 建物は、NEWoMan内の新宿カフェやアトレ品川内の品川カフェなどの商業施設内ではなく、中目黒カフェに続く既存の建物を改装した店舗です。中目黒カフェの建物は元工場でしたが、三軒茶屋カフェはなんと元診療所。ほかの店舗にはない、かなり異色な空間になっているのが特徴です。

 設計は、これまでもブルーボトルコーヒーの内装を手がけていたスキーマ建築計画の長坂 常氏。なんでも建物のオーナーが、2階を自宅、1階をカフェとして改装したいと長坂氏に相談したことがきっかけで、ブルーボトルコーヒーの出店が決まったそうです。

 三軒茶屋カフェは、道路から少し奥まったところにあり、そこまで少し長めのエントランスが続くのが特徴的。周辺は古い民家やビルが多く、隣のマンションや落書きされた壁のあるアパートなど昭和の風景を色濃く残す印象です。

 インテリアは、従来のブルーボトルコーヒーのテーマを踏襲していますが、キッチンにはほかの店舗では見かけない分厚く武骨な金属製の扉が備え付けてあります。

 また壁には穴が空いていたり、壁だったところをぶち抜いてつなげたりと廃墟感も混在する不思議な空間です。

 キッチンやカウンターの奥を進んでいくと客席があります。取材当日はプレス向けの内覧会だったため、一部のテーブルが設置されていませんでしたが、全33席あるとのこと。テラス席は中庭に面しているため、青山カフェのように緑を見ながらコーヒーを楽しむこともできます。

 オープンを記念して29日までの3日間限定で「レーズンバターサンドクッキー」が販売されるほか「グリルサンドイッチ(ベジタブル)」(650円)も先行販売されます。そのほか、サフラン バニラクッキーやメープルピーカンブロンデ ィ、バナナラムパウンドケーキなどのペストリーも用意されるそうです。フードメニューは、順次充実させていくとのこと。

 また、2012年に米国で刊行された「The Blue Bottle Craft of Coffee」の日本語版 「ブルーボトルコーヒーのフィロソフィー」が11月1日販売されます。ブルーボトルコーヒーの創業ストーリーやコーヒーの栽培、焙煎、抽出、コーヒーとのペアリングを考えたレシピなど掲載されているそうです。ブルーボトルコーヒーの全店舗とオンラインストアで10月27日から先行販売されます。

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