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Coffee Lake-Sに最適なGIGABYTEのマザーボード「Z370 AORUS Ultra Gaming」

2017年10月27日 12時00分更新

文● 鈴木雅暢 編集●北村/ASCII.jp

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Coffee Lake-Sの魅力を100%引き出す
パフォーマンス設計と耐久性

 Coffee Lake-Sでは従来のKaby-Lake-Sよりコアが増えているだけでなくターボ・ブーストのクロックも高く設定されており、パフォーマンスが大きく向上している。一方で、消費電力や発熱も増えている。こうした電力や発熱は、信頼性、耐久性に影響してくるだけに、マザーボードは従来以上に品質設計を重視して選びたいところだ。

 Z370 AORUS Ultra Gaming(rev.1.0)は、CPUへの電流供給を行なうVRMにIntersilのデジタルPWM回路を採用。高レスポンスで緻密な制御を行なうことにより、高い変換効率を実現している。

 寿命1万時間の長寿命Durableブラックコンデンサー、Cooper Bussmann製のサーバーグレードチョークコイルといった特性の良い部品を使い、さらに変換効率を高め、回路全体から発する熱を抑えている。6コア12スレッドのCore i7も安心して使える設計だ。

高レスポンスで緻密な制御ができるIntersilのデジタルPWM回路とサーバーグレードの部品を採用したVRMを搭載しており、高パフォーマンスの6コア12スレッドCPUも安心して利用できる

 安定性の面ではメモリー周りの設計も重要だ。AORUSシリーズは、世界中のメモリーベンダーとの緊密なパートナーシップにより、1000枚以上の異なるモジュールを検証し、高いメモリー互換性を実現している。

 設計の優秀さはパフォーマンスにも寄与し、本製品はXMPプロファイルの半自動設定で最高DDR4-4000MHzをサポート。Coffee Lake-Sの定格対応メモリー(DDR4-2666)を超える高速メモリーを利用し、パフォーマンスを高めたいユーザーには心強い。

世界中のメモリベンダーとの緊密なパートナーシップにより、1000枚以上の異なるモジュールを検証し、高い互換性とパフォーマンスを実現している

プラットフォーム全体の
信頼性、長期安定性にも配慮

 6コアになったCoffee Lake-Sではこれまで以上に冷却も重要になるが、そこで活躍するのがGIGABYTE独自のファンコントロール機能「SmartFan 5」だ。

GIGABYTE自慢のインテリジェントなファンコントローラー「Smart Fan 5」

 マザーボードに配置した6基のファン/水冷ポンプ用ヘッダ、6ヵ所の温度センサーにより、きめ細かいファン制御ができるのが大きな特徴だ。

 たとえば、背面ファンの回転速度制御はVRMセンサーの温度、前面ファンの回転速度制御はPCHセンサーの温度といったように、ファンの位置とセンサーを指定して適材適所の最適な冷却ができる。長寿命、静音化、どちらにも貢献するインテリジェントな機能といえる。

本製品は、ボード上に6基のファンヘッダを実装。センサーも6ヵ所に配置しており、それぞれのファンに対し、基準となるセンサーを指定して回転数を制御できる

 システム全体の物理的な劣化、変形や損傷を防ぐ工夫も見逃せない。ビデオカードを装着するPCI Express x16スロットは、ハンダだけでなく金属ブラケットを使って固定する「Double Locking Bracket」を採用。さらにステンレスシールド「Ultra Durable PCIe Armor」で補強することで、ビデオカードの荷重でスロットが変形したり損傷することを防ぐ。

PCI Express 3.0 x16スロットはハンダと金属ブラケットによる二重固定。さらに金属シールドで補強することで、物理的な劣化、変形や損傷を予防する。M.2ソケットやメモリーソケットもやはり金属シールドで強固に補強している

 メモリーソケットやM.2ソケットも同様にステンレスシールドで補強。静電気放電の発生を防止し、基板やソケットの歪みや曲がりを防ぐ。こうした歪みや曲がりは信号品質に影響し、進行するとパフォーマンスや安定性の悪影響につながるだけに、安心感につながる要素といえる。

 さらに、静電気から基板上の部品を守るために強力な静電対策回路を実装したり、硫黄化合物の化学変化を原因とする抵抗不良に対する対策も行なうなど、長く安心して使うためのきめの細かい配慮がボード全体に行き届いている。

空気中の硫黄化合物の化学変化を原因とするチップ抵抗の不良に対応した「アンチサルファー」仕様を採用。長く安心して使うためのきめの細かい配慮がボード全体に行き届いている

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