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T教授の「戦略的衝動買い」第453回

約40年前のシャープ「MZ-80C」の超小型レプリカPCを衝動買い!

2017年10月25日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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「PasocomMini MZ-80C」は約40年ぶりに発売されたRaspberry Pi搭載の4分の1サイズのレプリカPCだ
「PasocomMini MZ-80C」は約40年ぶりに発売されたRaspberry Pi搭載の4分の1サイズのレプリカPCだ

 筆者が初めてパソコンを買ったのは1983年の富士通「FM-7」だった。

 価格は12万円前後だったと記憶しているが、おそらく当時の大卒の初任給に近かったはずだ。

 当時のパソコンのパフォーマンスは現在のモノとは比べようもないが、値段だけは一人前だった。

 その後、「NEC PC-9801」「Macintosh Plus」「TOSHIBA J-3100」「IBM-JX」とたて続けに衝動買いを連発し、怒涛のローン地獄に陥り、現在の筆者ができ上がった次第だ。

 そんな多少遅れたパソコン導入だったので、1979年に発売されたシャープの「MZ-80C」はもちろん知っているが、1979年当時の大卒初任給の2.5倍もしたので、毎週行っていた日本橋の電気屋街で指をくわえて眺めていた記憶だけがある。

 そんなMZ-80Cのレプリカが、Raspberry Pi A+を搭載した超小型PCとして4分の1サイズでよみがえる、というニュースをウェブで見た。しかし、多忙な日が続いていた時期でもあり、気がついた時にはすでに予約販売が締め切られていた。

 ちなみに、レプリカPCを制作したのはシャープ……ではなく、ゲームソフトおよび周辺機器の開発を行なっているハル研究所である。

 予約購入者への出荷がはじまって“火入れ”の自慢話がSNS上を賑わし出した頃、なんと、出荷直前のドタキャンがあって、2次募集をする! という話題をウェブで発見。

 すでにその時刻には寝床の中にいたが、枕の下からスマホを取り出して速攻で予約注文を終えた。

レプリカのミニPC「PasocomMini MZ-80C」

筆者はオリジナルモデルを購入していないので梱包パッケージを知らないが、ウェブで見た元ユーザーだった人達の評判は上々だ 筆者はオリジナルモデルを購入していないので梱包パッケージを知らないが、ウェブで見た元ユーザーだった人達の評判は上々だ

 早速、配送されてきた「PasocomMini MZ-80C」は期待を裏切らない出来だった。当時は買えなかったので梱包パッケージは見たこともないが、ネット上の評判では、真ん中の巨大ホチキスのところで観音開きにならないところ以外は、かなり忠実に作られているらしい。

同梱物は本体とOSとサンプルアプリの入ったmicroSDカード、そして多数の組立パーツと取説だ 同梱物は本体とOSとサンプルアプリの入ったmicroSDカード、そして多数の組立パーツと取説だ

 同梱物は、本体とディスプレー周辺の組み立てパーツ、データレコーダーのメディアであるカセットテープ関係の組み立てパーツ、入出力ポートのカバーパーツ、microSDカードとSDメモリーカードアダプター、Raspberry Pi関係のドキュメント、そして取扱説明書だ。

極めて精巧に作られており、パッと見、サイズは別にしてホンモノと見間違う クルマのボンネットのようにオープンし、内部にはRaspberry Pi A+の基盤が入っている。支持パーツをつけるとリアリティーが増す
極めて精巧に作られており、パッと見、サイズは別にしてホンモノと見間違うクルマのボンネットのようにオープンし、内部にはRaspberry Pi A+の基盤が入っている。支持パーツをつけるとリアリティーが増す

 本体をRaspberry Pi搭載のパソコンとして稼働させるために必要なUSB/ACアダプターやケーブル、USBキーボード、HDMIケーブルは付属していない。MZ-80Cの本体はクルマのボンネットのように開き、付属の支持パーツで支えることが可能だ。

小さなRaspberry Pi A+の基盤。USBポート、HDMIポート、AUXジャック、microSDカードスロット、microUSB(AC-IN)が配置されている 小さなRaspberry Pi A+の基盤。USBポート、HDMIポート、AUXジャック、microSDカードスロット、microUSB(AC-IN)が配置されている
MZ-80Cの左側面。microUSBポートが1個ある。外部キーボード用だ MZ-80Cの背面。左から受電用microUSBポート、HDMI出力ポート、AUX端子
MZ-80Cの左側面。microUSBポートが1個ある。外部キーボード用だMZ-80Cの背面。左から受電用microUSBポート、HDMI出力ポート、AUX端子

 内部には超コンパクトなRaspberry Pi A+のシステムボードが収納され、レプリカモデル本体の向かって左側面には外部キーボードを取り付けるUSBポートが配置されている。

 筆者は常にTrackPointの付いたThinkPadキーボードを使用するので、1ポートで大丈夫だが、マウスなどを併用するユーザーはハブを用意する必要がある。

ケーブル接続せずにフィギュアとして鑑賞するためにポートカバーが付属 ケーブル接続せずにフィギュアとして鑑賞するためにポートカバーが付属

 本体背面には、左からmicroUSB(AC-INポート)、HDMIポート、AUXジャックがある。MZ-80Cを動作するRaspberry Pi A+のミニPCとして使用しない時は、前述のポートをカバーするアクセサリーパーツが同梱されているので、取り付けることによって、より外観にリアリティーのあるMZ-80Cができ上がる。

背面のポートカバーはMZ-80C本体を上下に分離させてから取り付け取り外しが便利
背面のポートカバーはMZ-80C本体を上下に分離させてから取り付け取り外しが便利

 背面の幅広のカバーは、そのままでは取り付けにくいので、MZ-80Cの筐体の上半分を取り外して取り付けるのがいいだろう。クルマのボンネットのように一杯まで開き、その後、思い切って同じ方向に倒すとカチッと音がして簡単に取り外すことが可能だ。

 さて、往年のMZ-80Cを限りなくリアリティーある雰囲気にするために、2つの細かな部分を作っていこう。まずはディスプレー部分だ。

CRT部分だけでもこれだけ細かなパーツを重ねてリアリティーを出している CRT部分の完成イメージ……なかなかのリアリティーだ
CRT部分だけでもこれだけ細かなパーツを重ねてリアリティーを出しているCRT部分の完成イメージ……なかなかのリアリティーだ

 ディスプレーのモニターフードを取り外し、BASICの起動画面が印刷された画面用紙を背面から押さえる画面裏板とモニターフードで挟み、元の位置に押し込む。そして最後に前面から画面フィルターをはめ込めば完成だ。

 続いて、データレコーダーのカセットテープ(の極小模型)にラベルを貼り付け、上蓋の内側から爪楊枝などで押し出せば、データレコーダーのフタが外れる。

データレコーダーのカセットテープのレーベルを貼り付けて装填するとますます当時の雰囲気が醸し出される データレコーダーのカセットテープのレーベルを貼り付けて装填するとますます当時の雰囲気が醸し出される

 お好みのカセットテープを入れてフタを閉めるなり、半空きにするなりしてフィギュアのように情景をエンジョイできる。

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