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魅惑のXperia周辺機器 ― 第75回

Xperiaとセットで持ち歩けるDAC「EHP-AHR192」:Xperia周辺機器

2017年10月22日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 いつも持ち歩いているXperiaでもっといい音を聴きたいと思ったとき、最も効果があるのは、おそらくポータブルアンプの導入です。しかし、どうしても本格的なオーディオプレーヤーを目指したポータブルアンプともなると、大きさも重量も相当なもの。しかも配線のとりまわしも大変になったりと、導入には高いハードルがあります。

 そこで、今回は手軽にいつもよりも良い音にステップアップできるであろう、エレコムのmicroUSB接続DACアンプ「EHP-AHR192」シリーズを使ってみました。

 EHP-AHR192はUSB OTGに対応しており、スマートフォンのバスパワーで動作するmicroUSB接続のDACアンプです。中身のDACは旭化成エレクトロニクス製「AK4430ET」を採用し、ノイズの影響を低減する多層基板で構成されています。

 Xperiaのヘッドホン端子にイヤフォンをつなげば音楽は聴けるものの、いろんなものが詰め込まれたせめぎ合いの中で、よりスリムに軽くというコンセプトでつくられているデバイス。音声を出力するためのアンプにも限界があります。そこで、ポータブルアンプが活躍する場面があるのです。

 EHP-AHR192は、なんといっても小さいのが特徴。本体サイズは36×45×11.4mmで重量も約40gと非常にコンパクト。ボディはCNC加工で切削されたアルミニウム製で、触ってみるとなかなか高級感があります。本体から約60cmほどの長さでmicroUSB端子が飛び出しています。ちなみにケーブルの着脱はできません。

公称値のサンプリングレート(PCM)は最大192kHz、再生周波数帯域は5Hz-96kHz。3.5mmのステレオミニプラグからの出力は45mW+45mWです。電源は、スマートフォンから供給されるので、大きなポータブルアンプのように個別にバッテリー残量を気にする必要はありません。

 ただし、つなぎっぱなしにしておくとXperiaのバッテリーを消費し続けてしまうので、使わないときは速やかに外しておきましょう。

 Xperiaとの接続ですが、シンプルにmicroUSB端子に接続して、好みのイヤフォンを装着すればOK。とてもシンプルです。

 参考比較として、本格的なポータブルアンプを組み合わせた場合(例:「PHA-2A」の場合)では、以前ポータブルアンプにXperiaを重ねて、2本のシリコンバンドで留めるというスタイルを試してみました。

 このとき、シリコンバンドがXperiaのディスプレーをふさいでしまったり、側面にあるカメラシャッターボタンや電源、ボリュームボタンに当たってしまったりしたので気を使った覚えがあります。そう考えると、EHP-AHR192がいかにラクかがわかります。

 基本的にXperiaと接続してしまえば設定などをいじることもなく、自動的にEHP-AHR192が認識されます。エレコム純正のアプリとして、ハイレゾ音源の再生に対応するほか非ハイレゾ楽曲も高品位に再生できる「ELECOM Hi-Res Music Player」が用意されていますが、絶対的にコレを使わないというルールはないので好みのアプリを使いましょう。

 ちなみに「ELECOM Hi-Res Music Player」アプリは無料アプリですが、広告が表示され続けるのはちょっと気になります……。

 実際に音楽を聴いてみると、Xperiaの機種にもよりますが直接イヤフォン端子に挿して聴いていたときよりも、EHP-AHR192を介して聞くことで、より大きな音声を再生できるようになり、よりクリアになった定位感のある音質を楽しむことができます。

 特に、Xperia本体からの出力ではちょっと物足りないようなヘッドフォンでも余裕をもって鳴らしきれるようになるので、このコンパクトサイズのワリにはなかなか健闘してるほうではないかと思います。ただし、操作途中でたまに「ブツッ」というノイズが聞こえる場合もあったりと、解消できない謎の不安定な挙動も見受けられました。

 とても便利なところとして、本体にある物理ボタンの上下で音量の調整、左右で曲送りや曲戻し、中央ボタンで再生・一時停止操作ができます。ちょうど後ろ側にクリップがあるので、ポケットなどにも固定可能。Xperiaをしまっておいてもリモコン的な操作ができて、なかなか快適です。

 EHP-AHR192はmicroUSB接続のため、昨年発売の「Xperia XZ」以降のUSB Type-C端子の場合は直接つなぐことはできません。そのためmicroUSB端子→USB Type-C変換アダプターが必要となりますが、変換ケーブルを購入する際は、必ずUSBホスト(OTG)に対応している製品を選びましょう。

 USB DACを接続すると起きることがある“音声の遅延”ですが、EHP-AHR192では遅延が発生しないため、動画視聴中にセリフの絵と音がズレることもありません。

 音質的な期待値としては、本格的なポータブルアンプにはさすがに及ばないところがあるものの、音の遅延がないのでゲームアプリでも違和感なく利用できます。もっと迫力のあるしっかりした良い音を手軽に導入してみたい、という場合にはおすすめのアイテムです。

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