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Spotify/AWAなどストリーミングにも強い「ND8006」と「PM8006」

これさえあれば? CDからハイレゾまで全対応の新プレーヤーほか──マランツ

2017年10月22日 09時00分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

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AWA対応など、ストリーミング再生でも優秀なプレーヤー

 Wi-Fi接続にも対応しており、ストリーミング機能に関しても、Amazon Prime Music 、AWA、Spotify、SoundCloudなど他社含め、現行製品ではかなり豊富なサービスをサポートしている。TuneInを使ったインターネットラジオも楽しめる。ネットワーク再生は現状、DSD5.6MHzとPCM192kHz/24bitまでとなる。

編集部から:マランツよりネットワーク再生およびUSBメモリー/HDD上の11.2MHz DSD、384kHz/32bit DSDファイルの再生については開発中ではあるが、具体的な日程などが確定できないため、アップデート予定を撤回。5.6MHzまでのDSDネイティブ再生はアップデートにより対応予定というアナウンスがありました。これに合わせて本文も修正しております。(12月5日)

ネットワークモジュール。グループのデノンがHEOSで採用している技術を応用している

 ヘッドフォンアンプにもこだわっている。フルディスクリートで構成しており、3段階のゲイン切り替えも可能。HDAM-SA2を採用し、「情報量が豊かで鮮度の高いサウンド」だという。最大出力は30mW(32Ω)。

 内部の使用パーツは、サウンドマネージャーのリスニングを通じて綿密に選定している。デジタル回路や外部からの高周波ノイズへの対策として、マランツ製品の特徴である“デジタルアイソレーター”ももちろん搭載。12素子、18回路使用している。入力側(デジタル回路)と出力側(アナログ回路)が電気的に絶縁され、グランドも分離できる。

 最上位機のSA-10などと同様、クロック回路に超低位相雑音クリスタルを採用。44.1kHz系、48kHz系の2系統が選べるが、DACの動作専用のクロック発振回路も別に持つ。再生するソースのサンプリング周波数に応じて最適なクロック信号を供給する仕組みだ。

 音声信号の出力時に周辺回路から流入するノイズを抑えるため、ネットワーク、USBメモリ再生、Wi-Fi、Bluetooth、ヘッドフォン出力回路、可変オーディオ出力回路、デジタル出力回路などをオフにする機能も持つ。ディスプレーの消灯もできる。

 アナログ音声出力端子は、固定だけでなく可変の端子が選べるため、プリアンプをスキップして、パワーアンプやパワードスピーカーを追加するだけで、アプリやリモコンで音量調整しながらのミニマムな再生も可能だ。

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