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アプリ甲子園2017、高校生が作ったすごいSNSアプリが優勝

2017年10月17日 18時00分更新

文●WPJ編集部

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全国の中高生を対象にしたスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2017」(主催=D2C)の各賞が10月15日、発表された。優勝および総務大臣賞に西村佳之さん(慶應義塾湘南藤沢高等部3年)のスケジュール共有SNSアプリ「Nekt」が選ばれた。

「アプリ甲子園2017」は、iPhoneやAndroidスマートフォン、タブレット向けアプリについて、企画力と実装力の観点から優秀な作品を選出し、表彰するもの。中高生を対象としたアプリ開発コンテストとしては最大規模で、今年で7回目となる。

10月15日にD2Cホールで開催された決勝大会では、ファイナリストに残った10組の中高生アプリ開発者が公開でプレゼンテーション。各分野で活躍する6名の審査員がアプリの企画力や実際の操作性、ソースコードなどを確認して実装力を採点し、優秀な作品を選出した。

優勝および総務大臣賞は、西村佳之さん(慶應義塾湘南藤沢高等部3年)のスケジュール共有SNSアプリ「Nekt」。高校生らしいコミュニケーションの課題を解決するとテーマと高い技術力が評価され、技術賞も同時に受賞となった。

準優勝には山口響也さん(三田国際学園高等学校1年)の見られたくない写真を偽装するアプリ「Photo Disguiser」、第3位には内山史也さん(横浜国立大学教育学部附属横浜中学校2年)のハンガーを使用したIoTツール型アプリ「Drying Assistant」が選出された。そのほか協賛企業による「特別企業賞」として3作品が選出された。

「アプリ甲子園2017」 受賞者・作品一覧(敬称略)

【優勝・総務大臣賞、技術賞】
作品名:Nekt
代表者名/所属:西村佳之/慶應義塾湘南藤沢高等部3年
作品概要:「暇な日はあるが、誰と遊べるか分からない」「わざわざ遊ぶ日を合わせるのが面倒」といった中高生のニーズに応えるためのアプリ。遊びたい同士が気軽にコミュニケーションをとれる。

【準優勝】
作品名:Photo Disguiser
代表者名/所属:山口響也/三田国際学園高等学校1年
作品概要:iPhoneの標準の写真アプリに入っている写真を、別の写真に偽装することができるアプリ。

【第3位、特別企業賞(電通アイソバー賞)】
作品名:Drying Assistant
代表者名/所属:内山史也/横浜国立大学教育学部附属横浜中学校2年
作品概要:ハンガーに取り付けられたセンサーと連動し、洗濯物の水分量の測定から、乾燥時間の予測までを全自動で行うIoTツール型のアプリ。洗濯物が乾いたり、雨が降ってきたらお知らせしてくれるので、取り込み忘れや洗濯物が雨に濡れるのを防止できる。

【特別企業賞(セガゲームス賞・パワーハウス賞)】
作品名:SHINDo
代表者名/所属:藤田麻里/日本女子大学附属高等学校2年
作品概要:進捗管理人と呼ばれるキャラクターが利用者の作業や宿題の進捗を応援・監視する、リマインダーアプリ。

特別企業賞【ゆめみ賞】
作品名:メモリーカプセル
代表者名/所属:藤本結衣/東京都立両国高等学校1年
作品概要:タイムカプセルをイメージしたアプリ。写真と文章を入れたメモリーカプセルをどこでも埋めることができ、埋めた場所に近づけば、何度でもカプセルを掘り出して中の写真と文章を見ることができる。


※WPJはメディアスポンサーとしてアプリ甲子園2017の開催に協力しています。

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