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「honor 9」は価格は抑えつつ高性能を追求したい人に適したスマホ

2017年10月13日 12時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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 ファーウェイのスマートフォンとしては若者向けのミッドレンジに位置する「honorシリーズ」の最新モデル「honor 9」が登場した。デュアルカメラ仕様など、前モデルからのコンセプトはキープしつつ、ハイエンドモデルに迫るスペックとなっている。

5.15型ディスプレーを搭載した「honor 9」

 ディスプレーサイズは5.15型(1080×1920ドット)で、本体サイズは約70.9×147.3×7.45mmで重さは約155g。前面は上下にスペースがある一般的なデザインだが、honor 9のデザインで目を引くのは背面。ガラス素材を使用しており、さらにオプティカルコーティングなど15層ものレイヤーで覆われているので、見る角度によって色合いや紋様が変わる美しい仕上がりになっている。カメラレンズも突出しておらず、指紋センサーも全面ディスプレー下部に配置されているので、全体的にフラットな印象を受ける。

フラットでスッキリとしたデザインが印象的エッジがラウンドしているので握りやすいが、ガラス素材のせいか若干滑りやすい

 本体背面にガラス素材を採用するのは最近のスマートフォンでブームとなっているが、高級感を出すのは意外と難しい。ガラスに厚みがないとプラスチックのような感触となってしまい安っぽくなってしまう。逆に厚みがあると重量が増す。このバランスが難しいのだが、honor 9はあまり重くならずに高級感のある仕上がりになっている。honor 9は取り扱うMVNOも増え、イオンなど実店舗で製品を展示している場合もあるので、このあたりは店頭でチェックしてほしい。

指紋認証センサーはディスプレーの下部にあり、ホームボタンも兼ねている若干見にくいが指紋センサーの左右はナビゲーションキーになっていて、ドットで位置を表示している
ナビゲーションキーは左右の入れ替えが可能

ライカレンズではないが
ハイエンド級のカメラ

 カメラ機能は前モデルと同じくデュアルレンズで、2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のカラーセンサーの組み合わせ。ライカレンズではないものの、ファーウェイのハイエンドモデル「HUAWEI P10」や「HUAWEI Mate 9」と同じ仕組みを採用している。同じサイズのセンサーながら、片方をモノクロとして使うことで、より明暗をキッチリととらえ、暗い場所や逆光でも黒つぶれや白飛びせずに、しっかりと階調のある写真が撮影できる。

背面のカメラはモノクロ+カラーのデュアルカメラ充電などに使うUSB端子はType-Cを採用
厚さは約7.45mmで、本体右側面に音量ボタンと電源ボタンを配置左右のエッジ部分がラウンドしている

 ファーウェイによると、センサーをはじめカメラの基本的なハードウェアは「P10」シリーズなどとほぼ同じとのこと。「P10」はライカブランドのレンズで、絵作りもライカとの共同開発のため同じ写真が撮影できるわけではないが、ハードウェア的なカメラ性能はハイエンドモデルに近いスペックだ。

 デュアルカメラでは定番となっている、絞りをコントロールした効果が得られる「ワイドアパーチャ機能」や、ボケを活かしながら人物をキレイに撮る「ポートレートモード」も搭載している。

 ただし、光学手ぶれ補正がないのはマイナスポイント。作例では動きのある被写体は撮っておらず、夜景もモノクロ+カラーのデュアルセンサーの効果か手持ちでも問題なく撮影できていたが、夜間の撮影や手持ちで動画を撮るときなどは注意が必要だ。

スペックも第一線
動画もゲームも問題なし

 CPUはKirin 960でこれも「P10」シリーズと同じ。メモリーは4GBで、内蔵ストレージが64GBというのも同等で、基本スペックはハイエンドに匹敵する。大きく違うのは通信機能で、キャリアアグリゲーションに非対応なため、LTEの最大通信速度は下り150Mbpsとなっている。とはいえあくまでベストエフォートの最大値なので、ハイエンドモデルと比べて体感できるほど遅くなるわけではない。

 ちなみにSIMスロットはデュアル仕様で、4G+3GのDSDSに対応。ただしVoLTEには対応しておらず、au系の回線では使用できない。また片方のスロットはmicroSDと共用となっているので、microSD使用時はシングルSIMでの運用となる。

SIMスロットはDSDS対応のデュアル仕様間接のタップに反応するナックルセンサーなど、ファーウェイ定番の機能を搭載
SIMを2枚挿せば同時待ち受けが可能

 honor 9の価格は直販で5万8194円。「P10」が6万円台半ばなので、その価格差は1万円弱。スペックやカメラ性能はかなり近いものがあるので、この価格差の場合どちらを選ぶか悩むところ。ただ、honor 9はMVNOのセット販売でさらに低価格になっているケースもあり、NTTレゾナントが運営する格安スマホのECサイト「gooSimseller」では6ヵ月の最低利用期間はあるものの、一括で3万6288円で販売されている。

 honor 9は約3万円台でハイエンドに迫るスペックと考えると、かなりコストパフォーマンスの高いモデル。スマートフォンに10万円も出したくないが、メイン端末として使いたいのでスペックは妥協したくない。そんなユーザーにオススメのモデルだ。

ワイドアパーチャで背景のボケをコントロール3Dクリエイターで人物の顔を3Dスキャン可能
スキャンしたデータを元にオリジナルキャラクターが作れるお肌テカテカのビューティーモードも健在
灯りの当たっていないシーンでもしっかりと撮影できる
ファーウェイ「honor 9」の主なスペック
ディスプレー 5.15型IPS液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約70.9×147.3×7.45mm
重量 約155g
CPU HUAWEI Kirin 960
2.4GHz×4+1.8GHz×4
(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
対応ネットワーク LTE:バンド1/3/5/7/8
/19/20/38/40
W-CDMA:バンド1/2/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS(4G+3G)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz対応)
OS Android 7.0(EMUI 5.1)
カメラ画素数 リア:1200万画素+2000万画素
/イン:800万画素
バッテリー容量 3200mAh
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 Type-C
カラバリ サファイアブルー、グレイシアグレー、ミッドナイトブラック(楽天モバイル限定色)
価格(税抜) 5万3800円

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