このページの本文へ

夜間運転に対応する大型印刷機も刷新

印刷とカットの一体型など HPから大型プリンターの新モデル

2017年10月10日 17時15分更新

文● 天野透/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本HPは10月10日、業務用大型プリンター「HP Latexプリンター」と、大判複合機「HP DesignJetプリンター」の新製品を発表した。

 HP Latexプリンターは設計図面から屋内外広告などの出力に対応する大型プリンター。新製品では販売価格が105万8400円のエントリーモデル「Latex 115プリンター」を10月12日に発売。幅1371mm(54インチ)までのロール素材が使用でき、速乾性の6色インクで最大1200dpiの出力に対応。自動メンテナンスとX軸カッターも搭載し、小規模のサイン業者や出力サービスといったユースに対応するという。

 また、Latex 115に加えて、従来モデル「Latex 315」「Latex 335」に「プリント&カット」モデルを導入。バーコード統合機能で印刷とカットを一括管理して同時に実行することにより、作業時間を大幅に短縮するとしている。発売日はいずれも10月12日で、価格はLatex 115 プリント&カットが170万6400円、HP Latex 315 プリント&カットが289万4400円、HP Latex 335 プリント&カットが354万2400円。

税抜き100万円以下という大型プリンター「Latex 115プリンター」

印刷とカットが一体になった「Latex 335 プリント&カット」。面倒なカッティングまで一括管理

 3.2m幅の出力に対応する大型印刷機「Latex 3000シリーズ」も刷新。長時間の連続印刷が必要な大規模サイン・ディスプレイ印刷事業者向けにデザインされており、月間最大3万5000平方メートルの出力をこなすという。オペレーションの負荷を低減するプリントヘッドの自動メンテナンス機能や、要求度の高いジョブ向けに色の一貫性を向上させたタイリングモードを搭載。1人のオペレーターで最大4台のプリンターの管理が可能としている。

 上位モデルのLatex 3600プリンターでは、ロール交換回数が少なくて済むジャンボロールと、夜間運転に対応する10リットルインクにも対応する。発売日はいずれも10月12日で、価格はLatex 3600 プリンターが6458万4000円、HP Latex 3200 プリンターが5378万4000円。

大型印刷機「Latex 3600」は“眠らない印刷工場”を実現するモデル

 さらに、従来はA0サイズだった大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」にA1サイズ対応モデルが追加。一般的なA1複合機よりも圧倒的にコンパクトとしており、A1サイズのスキャン、コピー機能を搭載するという。発売日は10月10日で、価格は32万1840円。

大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」に省スペースのA1サイズ対応モデルも

カテゴリートップへ